こんなに 人が たくさんいるのに 本当に一緒にいたい人は たった1人だけで その裏側で泣くことになっても その人の幸せを 願ってるんだ
本宮真魚
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たいようのいえは、タアモの少女漫画で、作者にとって初のオリジナル長期掲載となった作品である。2010年2015年にかけて講談社のデザートにて連載され、2015年3月号で完結したが、次号から番外編がスタートした。単行本としては全12巻が刊行されている(2014年12月時点)。また、2014年には少女部門において第38回講談社漫画賞を受賞している。 幼くして両親が離婚し、父方についていった真魚。父は再婚したが、義母とその子どもとはうまく関係を築けなかった。居場所がなくなった真魚は幼なじみで両親をなくし、一人暮らしをしていた基と同居することとなった。真魚は基のことが好きで、同級生の織田から告白されるがきっぱり断る。ついつい勢いで真魚は基に告白するが、いったんは取り消してしまう。真魚は自立しようと基の家を出ることを決意するが、基は真魚のことを意識し始めていた。そんな真魚と基の切ないラブストーリー。
真魚と基の気持ち真魚のツンデレはいいな~そしてそれがすべて基にばれているというあたり、また萌えるところです。いつも強がって、素直になれなくて、でも本当は優しいこと、苦しいこと、ちゃんとわかってるよ?そんな基がまたかわいいです。真魚は両親がいたときでも、自分の居場所はどこにもない・基の家くらいしか自分が安らげるところはない…と感じていました。そして両親の離婚や、基の両親の死により、2つの家族はバラバラに。基は家族がまた一緒に暮らせることを願って、1人で広い家を守ってきました。「家族」というかたちが何よりも欲しい2人にとっては、一緒に暮らすことは自然な流れだったなーと思います。はじめは基が無自覚の優しさだったので何とか何事もなく過ごせていたけれど、真魚が気持ちを自覚してからはドキドキハラハラさせてくれました。基もなんかおかしい何だろうこの気持ち…と思い始め、このあたりが一番2人にとってあいまい...この感想を読む
真魚の気持ち・基の気持ち絵的にはかわいい系。男の子は細目・スタイルはいい系。空気感はふわっとしていて、タイトルの「たいようのいえ」という平仮名もよく似合う。内容はハードすぎるわけでもなく、それぞれが悲しい家族の事情がありながらも心通わせていく、ハートフルな恋物語であると言えるだろう。真魚のツンデレはすべて基にお見通し。いつも助けてくれるのは、子どものころから基だね。気が強く、基たち兄弟ともいつも張り合って、お父さんとお母さんがうまくいってないってことも言えなかった。基はそんな強がりの真魚の気持ちに気づいていて、真魚がつらいときにいつもそばにいてくれた。もうこの時点で誰と誰がくっつくかは目に見えていたし、まさかこんな家族をテーマにしたマンガで、よくわからない相手と恋を成就させるってパターンは絶対ないと思ってたよ。それでも、そこに至るまでの過程は本当にあたたかなものばかりで、癒された。自分...この感想を読む
「たいようのいえ」はタアモ先生による漫画で幼い頃、両親が離婚し父親についていった真魚(まお)が父親が再婚し義母と義理の妹ができるがうまくいかず、おなじような境遇をもった幼馴染の基(ひろ)と一緒に暮らすことになったというお話になっています。家庭の愛情に飢えたふたりが、一緒に暮らすお話なんですがわりと恋愛フラグたちまくりな感じなので今後が楽しみです。高校生のまおが、幼馴染で社会人のひろを意識してるところが可愛いです。新人プログラマーとして働いているひろですが、世話焼きで、家事も得意でちょっと母親みたいなところがある性格です。うーん。面白そう。こういうの好きです。今後が楽しみ。
よみがな:もとみやまお 性別:女性 国籍:日本 住まい:幼馴染の家 特徴:『たいようのいえ』という自伝を交えた携帯小説をネットにアップしている 嫌いな食べ物:甘い物 両親:離婚 ハンドルネーム:空海 言葉づかい:荒っぽい 家事全般:下手
本宮真魚
相手を思いやり苦しんでいる場面から出てきた言葉