草がなければ風はきっと己自信さえ見失うだろう だから君はもっともっと大きく揺れて「お前の居場所はここなのだ」と 風に教える草になりなさい
山南敬助
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風光るは、渡辺多恵子によって月刊flowersで連載が開始された漫画で、幕末に活躍した新選組をテーマとした少女漫画である。 時は幕末。富永セイは、討幕派によって家族を惨殺される。天涯孤独の身となった少女セイは、家族の敵を討つ事を決意し、男装して“神谷清三郎”と名乗り、後の新選組となる“壬生浪士組”に入隊する。 家族の敵討ちをする為に日々奮闘し、一介の武士として成長していくセイと、そんなセイの正体を知りながらも、時には厳しくしつつ、時には優しく傍で支え続けていく一番隊組長・沖田総司による歴史ロマン大作である。 本作は、歴史上の人物や当時の文化や生活、史実などを時代考証した上で丁寧に表現され、なおかつ架空の人物や史実と異なる要素を織り交ぜながら上手く描かれている。その様な作風のため、戦闘シーンなど残虐な描写も数多く描かれており、少女漫画としては異例である。 しかしその人気は高く、第48回小学館漫画賞を受賞。さらにドラマCD化もされている。
沖田総司は死ぬのか?新撰組の史実は、忠臣蔵と並んで日本人が心引かれる「負けた側」の歴史です。江戸幕府を討幕した維新志士と、幕府側で死力を尽くした新撰組、どちらも国を想って剣を交えたわけですが、新撰組は敗れ、その多くが命を落として、新時代が始まります。「風光る」は幕末、維新志士と対峙した幕府側新撰組に性別を偽って入隊した富永セイの青春を描いた少女マンガです。少女マンガなのですから、ラブロマンスも勿論あるわけですが、セイの恋のお相手は新撰組でも天才剣術士とうたわれた、沖田総司。歴史をご存じの方はご承知でしょうが、沖田総司は道半ばで病に倒れ、命を落としています。このマンガは、読む前から相手が亡くなるという結末が一般に知られた、悲恋を想像させるつくりとなっていることが魅力のひとつであると思います。事実があり、それに基づいた展開をしているからこそ、逆に淡い期待…つまり沖田総司は生き残るのではない...この感想を読む
よみがな:とみなが せい ニックネーム:神谷清三郎、神谷、おセイちゃん 年齢(作品時):15歳→19歳(現在) 性別:女 住まい:新選組 所属:一番隊隊士(かつては、総長・局長・副長の小姓を務めていた) 性格:言動は男っぽいが、普段は優しく思いやりのある性格 ポリシー:父と兄の仇討ちの為、男装して壬生浪士組へ...
よみがな:おきたそうじ 年齢(作品時):20-25 性別:男 住まい:江戸、京都 所属:新撰組一番隊隊長 性格:天然、明るい、恋には鈍感 特徴:元服したのに、ちょんまげにしてない 特技:剣術 好きな食べ物:甘い物 物語上での目的:近藤さんの為に働く
身長:長身 性別:男性 国籍:日本 所属:新撰組 ポリシー:勤王思想家 特徴:まつ毛がある 価値観:美しいものを愛している 特技:剣 容姿:美形 享年:33歳
山南敬助
「沖田は風みたいにつかみ所がなく、自分はいつも不安に揺れている草みたいだ」というセイに対して言った台詞。
富永セイ
近藤勇に養子になって欲しいと頼まれたセイが、主君に命を捧げるために養子にはなれないと断った時の台詞。
富永セイ
結核を病んだ総司が笑顔で仲間を送り出す様子を見てセイが思ったこと。