麻雀漫画「天牌」から学ぶ、人生との向き合い方。
普通の社会から足を踏み外し、麻雀打ちとして生きていく覚悟をする主人公この漫画は一言で言って「私の人生のバイブル」だ。非常に独り善がりな表現であるが、この作品の男達の生き様を見ているとそう思わずにはいられないのだ。物語の始まりでは主人公の沖本瞬は大学生。留年も数年繰り返しており、同級生は皆社会人として会社勤めをしている。そんな中、同級生と同窓会麻雀を売った後に沖本は麻雀打ちとして生きていく決意をするのである。この段階で私は「この漫画は枠に囚われる事が無い男の生き様が描かれるストーリーになる」と思い、熱中して読み続ける事になる。何故なら私はこの「天牌」という漫画を初めて読んだ当時、フリーターでとにかく自分がやりたいことで飯を食って行こうと夢を見ていた青年だったからだ。要は都合よく自分と沖本をリンクさせたわけである。恋をしていた大学生の女の子にフラれて消沈していた心を、この作品を読むことによ...この感想を読む
2.82.8
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