難しいので読者を選ぶ漫画だが面白い
難しいので予備知識がないと無理木島日記には民俗学者の折口信夫、柳田國男などが登場するので、予備知識が一切ない人にとっては「なんのこっちゃ」という感じでよくわからない漫画です。また、特別に難解な物語というわけではないのですが、絵柄やコマ割りに癖があるため、読み流して理解できる漫画ではありません。むしろ、言葉による解説が必要になることもあるので、小説版も同時に読んだ方がわかりやすいかと思います。ただ、もとから民俗学に興味のある人にしてみれば、民俗学ではお馴染みの、由来不明ないかがわしい噂をテーマとして使用しているので、二次創作的にわくわくできるお話です。ここから民俗学を志す人はほとんどいないと思いますが、この話はあくまでファンタジーであって、事実こういったことがあったわけではない(史実ではない)のは、知っておいたほうがいと思います。噂として存在した、というだけです。実際に存在した人物名が登...この感想を読む
4.54.5
PICKUP