思い出はね自分が生きた証なんです 失敗も成功も今となってはすべて甘美に思える
峰岸隆一
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「バーテンダー」は2004年から2011年にかけて、スーパージャンプで連載された青年向けの漫画である。話の舞台は酒を客に提供するバーで、そこで働く「佐々倉溜(ささくらりゅう)」がこの物語の主人公である。彼は若くして一流の腕前を持ち、「神のグラス」とも称されている。そして物語では、バーを訪れる客が心理的に抱えた問題を静かに見抜き、客が一番必要としているカクテルなどを作り癒していくという場面が繰り返される。 基本的に話の焦点は客側に当たっているが、溜の過去に深く踏み込むこともあり、そこからは彼が修行時代にいかに真剣に仕事に取り組んでいたかという努力家の一面が垣間見える。また弟子の「和久井翼(わくいつばさ)」を優しく指導したり、自分の未熟さを素直に反省したりと人柄の良さが魅力的である。 こうしたハートフルな内容が読者の心をつかみ、コミックは2010年の時点で250万部を突破し、テレビドラマ化もされている。
この本はよく行く居酒屋に置いてあったので読み始めたのですが、よくできてます!昔ながらの修業している天才バーテンダーのお話なのですが、これは勉強になります。舞台が高級barなのですが、人を喜ばれる原点の方法やこつなどがわかりやすくストーリで書かれています。正直お酒はわからない、、、というかカクテルはあまり飲まないのですが、それでも楽しめる漫画でした。私は調理の仕事をしており、カウンター業もするのですが、ほんの少しの気づきでお客様の満足度がすごく変わることに気づきました。この漫画で得たちょっとしたヒントをもとに実行してみると、びっくりするほど喜ばれたりします。例えば若い女性がワインを頼んだ時はフロートグラスで良いが年配の方には、あまりおすすめできないのは何故なのか?とか、全く気づかなかったことに気づかせてもらいました。長いこと調理を提供する立場になると、なにがお客様にとって喜ばれるかわからなく...この感想を読む
『バーテンダーの仕事をしてみたいなぁ次はBARに働きに行こうかなぁ』と話したところ、同僚が持ってきてくれたのがこの漫画です。最初は面白いんかなぁ、と半信半疑で読んでました。でも、1話目の途中ですでに夢中になってました。一人のお客様のことを考えて、サービスの方法を試行錯誤する。サービス業では当たり前のことですが、凄く勉強になりました。もっともっと知りたい!って気分にさせられました。技術を磨くのは当たり前ですが、心構えや考え、おもてなしの心。同じサービス業として、いろいろ考えさせられました。個人的には、佐々倉さんの働くBARに行ってみたいです!
よみがな:くずはらりゅういち ニックネーム:ミスター・パーフェクト 性別:男性 国籍:日本 所属:Bar・K ポリシー:使用した材料や技量にはストイックなまでに固執する 価値観:常にお客様を畏怖している 特技:バーテンダーとして凄腕の持ち主 物語上での目的:後進の成長を見届けながら一線を退く 職業:バーテンダー
よみがな:くるしまみわ 年齢(作品時):26歳 性別:女性 国籍:日本 所属:ホテル・カーディナル 特徴:物心つく前に両親を亡くした 価値観:過保護に育てられた 職業:OL 不満:普通のOLのような生活を送れない現状 ほくろ:左の尻にある
よみがな:ささくらりゅう 年齢(作品時):26歳 性別:男性 国籍:日本 ポリシー:仕事とプライベート、カウンターの中と外、オンオフの切り替えは徹底している 特徴:彼の作るカクテルの味は「神のグラス」と呼ばれている 価値観:たとえ悩み迷いを抱えていても、それを客には決して見せない 癖:仕事終りには立ち飲...
峰岸隆一
輝いていた時代から一転、一文無しになってしまったが、全財産の高級なコート、スーツ、靴を身につけ銀座のバーへ通い、過去に飲んでいた高級な酒を毎日のアルバイト代で飲む。この言葉の後に病気でなくなる。最後の最後まで誇り高い銀座の男であった。