一度なくした信用取り戻すのは、 最初に信用作るより大変なんだ。
丑嶋馨
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漫画レビュー数 3,136件
闇金ウシジマくんは2004年からビッグコミックピリッツで不定期連載されている漫画。2010年にドラマ化され2012年には映画化された。作者は真鍋昌平。 あらすじは金融会社「カウカウファイナンス」に勤めるウシジマとそこに訪れる(借金に来る)客や周辺の人物との金をめぐるやりとりやそれを通じた世の中の黒い部分を描く。 例えば薬に手を出したり、殺人を犯したりなどえげつない、というかグロイシーンが多く出てくる。 またウシジマは借金取りであり債務者を奴隷呼ばわりするなど容赦なく全額返済させるがその反面立ち直る気のある人間にはやさしさを見せ、筋も通す。自分の職を「人並み以下でありながら人並みの生活をしている屑に終止符を打つ」仕事とし、「世の中は奪い合い、俺は奪う方を選ぶ」など独特の価値観を持っており。人生や社会について考えさせられる。 2014年には映画第二弾が公開され社会学者による分析本も発売された。
人とお金から繰り広げられるドラマが実は日常的に起こっている現実だったお金に支配された人間のありのままの姿を描いている漫画です。非現実的なようで、普通にあり得る話が多いと思います。お金から生み出される「疑念、憎しみ、幸せ、裏切り」が全てごった煮にされた人間ドラマは一見地獄絵図のようにも見えますが、実は普段何気なく生きている日常生活だったりします。もはや、お金があってもなくても奴隷は奴隷なんだということを心に「ずずい」と突きつけられます。そんな奴隷たちの「奪い合い」そのものを生業としている主人公ウシジマくんは、とてつもなく冷酷ではありますが、なぜかお金よりもっと大切な物を教えてもらっている気がしてきます。お金は考えてみれば不思議な物質です。衣食住には、もちろん必要ですし、目に見えない商材にも使い、祝い事、ご不幸、離婚、紛争等にも使われます。そもそもお金が原因で人と人が傷つけあったり、助けあ...この感想を読む
色のないマンガ山田孝之さんが主人公で『闇金ウシジマくん』のドラマがスタートしたころ、原作がマンガだと知り、ちょっと読んでみたいなと思ってた。でも、表紙がクスリでラリってるっぽい色使いと線だったから、単行本の購入をいつも躊躇しちゃってたんだよね。読むきっかけになったのは、某中古本販売店。その当時はまだ立ち読みが可能で(今はビニールかかってしまったけれど)、他に気になる作品もなかったし、ちょっと目を通してみて、良ければ何冊かまとめて中古本を買って行こうと思ったわけです。パラパラ~のつもりだったけど、あっという間にのめり込んだ。でも話がディープすぎて怖くて、結局買わなかったんだよね。最初の印象は「色のないマンガ」。私の場合、大抵どんな作品のモノクロページでも「色」を感じる。たぶん、大抵の人が私と同じじゃないかな? 例えば、肌の色にしても健康そうな人は血色の良い肌色だったり、逆に不健康そうな人...この感想を読む
初めて読んだときは衝撃的でした。ハッピーエンドで終わらない後味の悪い漫画です。でも何故か読んでしまい引き込まれていきます。1巻に出てくるベラ。頭から離れません。見栄を張る為カウカウファイナンスからお金を借りたのが運の尽き。みるみるうちに幸せな人生が崩れていきます。最後は原型を留めていません。現代社会をしっかり押さえています。借金はもちろんのこと、水商売、薬、風俗、交友関係、殺人、援助交際などなど。現代人が紙一重の状況にあるからこそ引き込まれていく内容なのではないかと思います。ニュースでよく耳にすることが多いワードだからこそ、裏社会の話で普段生活している人には無縁のお話しなのに引き込まれていく部分があるのではないでしょうか。登場人物は兎に角ダメ人間が多いです。ウシジマくんはダメ人間になると分かっていてお金を貸します。どんな手段を使ってでも返済してもらうのです。ウシジマくんの収入源はここなの...この感想を読む
よみがな:うしじまかおる 年齢(作品時):「バイト君」編の時点で23歳と明示されているが現在の年齢は不明 性別:男性 国籍:日本 所属:『カウカウファイナンス』の社長 性格:常に冷静沈着かつ物怖じしない性格であり、若いながらも卓越した判断力と実行力で闇金会社を経営し裏社会の修羅場を幾つも乗り越えてき...
丑嶋馨
マサルが窮地に立たされた時に丑嶋馨が言い放った言葉
丑嶋馨
闇金融屋、丑島が取り立てるシーンで、説教する場面
G10
オサレ皇帝になっても満たされずに浮かない顔をしてる中田にG10がかかた言葉