永沢君のあらすじ・作品解説
さくらももこ原作「ちびまるこちゃん」の作中に出てくるまるこの同級生、玉ねぎ頭で毒舌が特徴の中学生になった永沢君を主人公にしたちびまるこちゃんオムニバス作品。 小学館ビッグコミックスピリッツで連載(終了)。TBSテレビでまさかの実写ドラマ化。劇団ひとりが主人公を演じ、放送されていた。 中学生になった彼は相変わらずの毒舌キャラで自己採点評価が異様に高い。 だが、その反面小学生時代に起こった自宅の火事で全て失くしたことが未だに彼の心に闇深く潜む。 主に登場するのは小学生時代から彼の周りにいた卑怯者の藤木君、大食漢で愚鈍な小杉、お笑い好きの野口さん、そして巻髪のお嬢様キャラ、城ケ崎姫子。本編ではちょい役だが、この漫画では自分とは正反対の永沢にどんどん惹かれていく重要人物に。その他、永沢の中学生活に光も陰も差す強烈キャラクター達が物語を演出してくれている。 ちなみにまるこは本作品の主な人物として登場はしていない。
永沢君の評価
永沢君の感想
ちびまる子ちゃんの永沢君スピンオフ作品
永沢君の底意地の悪さに味があるちびまる子ちゃんに出てくる、意地の悪い級友永沢君の中学生活の物語である。一話一話のページ数が非常に少ないにも関わらず、ストーリーが濃く、大変読み応えががある。基本は一話完結型の話になっているのでどこから読んでも面白いが、恋愛に絡む話などは最初から読んだ方がより楽しめるストーリー展開になっている。とにかく永沢君の言い方が腹が立つほど嫌味であり、大食いの小杉がこの作品では比較的常識人として描かれている。小杉が「悔しいが永沢君に言い返す言葉がない」と思ってしまうのに、ついつい読者も同調してしまい、読者も永沢君に言いくるめられてしまうような錯覚を覚える。単純な絵なのに描写が過激この作品は青年誌である週刊ビッグコミックスピリッツに掲載されていたせいか、本来のちびまる子ちゃんが好きな世代である子供達にはあまり見せたくないような過激描写もある。特に美人の城ケ崎さんが永沢...この感想を読む
tamama
アダルトな永沢くん
さくらももこが好きでエッセイの本を沢山読んでたんだけど、これが紹介で乗ってて、古本屋に買いにいった思い出がある。永沢くんて、藤木くんといつも一緒にいて嫌味いう陰気なキャラだけど、この漫画では中学生になった永沢くんの話で、性格はまんま嫌な感じなんだけど、永沢を好きな女の子がでてきて、すっごい可愛い子なんだよね。でもさすがは、さくらももこのつくったキャラだからやっぱ変なのよ。この可愛い子ちゃんも笑妄想がすっごいの永沢との妄想がもう永沢が美化され過ぎてかっこよくキザなセリフとか吐いてたりすんだけど気持ち悪くて。んでなぜだか、クックックックッの笑いでおなじみの野口さんが同じ中学なんだよねー。修学旅行では一緒に観に行くのよグランド花月を。芸人を見に行って、野口さんは、クラスのヤンキーが好きでさー、あのちびまるこちゃんのアニメからは想像できんくらいちょっと恋すんのねって驚きのがでかいよ。暗いけどね...この感想を読む
さかお
すごいのが出た！
「ちびまる子ちゃん」でおなじみ（！？）の永沢君が主人公のマンガキター！まさかの主人公！たしかに「まる子ちゃん」の頃からいい味出してたので、それが納得の大爆笑！中学生になった永沢君は思春期真っ盛りで花輪くんの様なスマートでカッコ良くて女子にモテモテな男になりたい!!!!!!変わらずデリカシーの無い小杉とは絶交しますし親友の藤木君と図書館に行きます(笑)とにかくシュールすぎます。「イイ男」が読んでそうな「ゲーテ」の本を読みふけ、本屋では「１００倍かっこよくなれる本」を購入。たまねぎ頭の永沢君は１００倍カッコ良くなって、女子にモテモテになれるのでしょうか！
soisoi
