俺達は王者なんかじゃねーよな 挑戦者だ!
御幸一也
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「ダイヤのA」は2006年から週刊少年マガジンで連載が開始された、熱血少年野球マンガである。物語は主人公の少年「沢村栄純(さわむらえいじゅん)」の、中学校時代から始まる。当時は弱小野球部のキャプテンで、小柄ながら明るく仲間を励ます優しい性格と、あきらめずに野球に取り組む真摯な姿勢が人望を集め、名門野球部のある青道(せいどう)高校にスカウトされた。 そして、青道高校野球部に入り上級生らと寮生活を始めたところから、甲子園出場を目指す彼のピッチャーとしての活躍が描かれて行く。登場人物は同じ野球部のメンバーや監督、ライバルとなる他校の野球部の面々に記者、そして時折姿を見せる故郷の仲間など幅広く揃い、彼らとの交流や、熱い野球の場での戦いなどが綿密に描かれている。 コミック単行本が発刊されている他にも、2013年からはテレビアニメも放送開始と同時に、登場キャラクターがDJを勤めるネット配信のWebラジオも配信が開始された。
天然の素質を持った主人公が地元を離れ、野球の技術や人として成長していくストーリーです。大まかな点に関して、これまでの膨大な数のある他の野球漫画との違いとして地元での昔の野球仲間との切っても切り離せない強いつながりを胸にしまって過酷な野球練習をしていく展開です。特にこれまでの野球漫画では才能が光る主人公という設定は数知れず存在しますが、それと合わせて優しい性格と天然なキャラという設定が独自の雰囲気を醸し出していて面白いです。続いてキャラクターの設定についてですがこれもまた他の野球漫画の違いとして、細やかなキャラクターの設定をしている点です。一般的にキャラクターがたくさん出てくるスポーツ系の漫画ですが、ダイヤのAに関して言えば、2軍の選手までもキャラも細やかに設定できています。ここは評価できる点で、1軍選手はもちろんどのキャラも独自の性格を持ち合わせているので読んでいて飽きませんし、これらのキ...この感想を読む
私の中の野球漫画の主人公のイメージは、剛速球を投げる、ビックマウスのピッチャーというものだった。しかし、このダイヤのAという作品の主人公沢村栄純という少年は、130キロにも満たないボールしか投げられない(しかもストレートのみ)という野球漫画の常識を覆す存在だったのだ。それでも強豪青道高校でエースになる!と直向きに努力する姿に誰もが応援したくなる。ライバルとなる剛速球派ピッチャーの降谷暁や「この人と野球がしたい」と思った存在であるキャッチャー御幸一也など、個性豊かなキャラクターが脇を連ねる。キャラクター一人一人の心情、作者である寺嶋先生は本当に野球が好きなのだなということが伝わってくる試合描写など好きなところを挙げていくとキリがない。私が特に好きなのが、沢村が夏の甲子園予選決勝で相手チームのバッターにデッドボールを当ててしまった後イップスになるストーリーだ。沢村の持ち味で最大の武器だった強気...この感想を読む
この巻数については二軍での試合にもなるのですが、栄純においても試練が起きるのです。栄純とクリス先輩との相性が試されているようにも感じたのです。一番には栄純がクリス先輩が乗り越える事が出来るのかが見応え感があるのです。試合終了し、一軍に上がるメンバーの発表にもなるのですが、ここで監督と栄純の考えが矛盾が出てきてしまうのです。一度は辞退を考えた栄純ですが「勝つため」というキーワードには必ず重要にもなるのではないかと思うのです。それに、チームの事を考えている三年生の一言で吹っ切れるのです。これから、どの様に成長するのかが楽しみにもなってくるようにも感じるのです。
よみがな:さわむらえいじゅん 血液型:O型 身長:175cm 体重:65kg 家族構成:父・母・祖父 性格:良くも悪くも非常に素直なタイプ。野球馬鹿でお調子者。 特技:クワガタ捕り、相撲観戦、釣り 好きな食べ物:納豆以外は何でも ポジション:投手 出身中学:長野県赤城中学出身 投打:左投げ左打ち
よみがな:まえぞのけんた 血液型:B型 身長:180cm 体重:75kg 特徴:パンチ力はあるが、大振りなのが欠点。 好きな食べ物:お好み焼き、たこ焼き ポジション:一塁手 出身地:大阪府出身 得意教科:数学 投打:右投げ右打ち 打順:主に5番
よみがな:くらもちよういち 血液型:A型 身長:170cm 体重:53kg 特徴:俊足堅守の1番打者で、運動神経はチーム1。盗塁・走塁時のトップスピードは関東No.1と言われる稲城実業のカルロスに劣らない。小湊亮介との二遊間の守備は『鉄壁』と呼ばれるほどであり、倉持自身もコンビを組む亮介の存在を心の底から尊敬し...
御幸一也
昔のように絶対的な王者としてではなく、チーム一丸となり自分達の限界に挑戦し続けてきた秋季東京都高等学校野球大会。順調な勝ちなどなかったが、あと少しで夢の舞台に挑める準決勝で、チームにの現状を再確認し、士気を高め円陣を組んだ場面
倉持洋一
怪我を隠してまで試合に出ようとするキャプテンの御幸に向けた試合前の一言
成宮鳴
先発ではなくレフトを守っていたエースである成宮鳴が外野から焦っているチームに喝を入れた後、背中の背番号を見せ、まだ自分がいると示したシーン