野球にかける高校球児たち - ダイヤのAの感想

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漫画レビュー数 3,136件

ダイヤのA

4.634.63
画力
4.13
ストーリー
4.50
キャラクター
4.70
設定
4.50
演出
4.63
感想数
4
読んだ人
11

野球にかける高校球児たち

4.54.5
画力
4.0
ストーリー
4.5
キャラクター
4.8
設定
5.0
演出
5.0

私の中の野球漫画の主人公のイメージは、剛速球を投げる、ビックマウスのピッチャーというものだった。しかし、このダイヤのAという作品の主人公沢村栄純という少年は、130キロにも満たないボールしか投げられない(しかもストレートのみ)という野球漫画の常識を覆す存在だったのだ。それでも強豪青道高校でエースになる!と直向きに努力する姿に誰もが応援したくなる。ライバルとなる剛速球派ピッチャーの降谷暁や「この人と野球がしたい」と思った存在であるキャッチャー御幸一也など、個性豊かなキャラクターが脇を連ねる。キャラクター一人一人の心情、作者である寺嶋先生は本当に野球が好きなのだなということが伝わってくる試合描写など好きなところを挙げていくとキリがない。私が特に好きなのが、沢村が夏の甲子園予選決勝で相手チームのバッターにデッドボールを当ててしまった後イップスになるストーリーだ。沢村の持ち味で最大の武器だった強気のインハイ。デッドボールの後からコースが甘くライバル校で4番の轟雷市にホームランを打たれ、マウンドを降りるシーン。帽子で顔を隠し「この状態でマウンドを降りてしまったらー…」と涙する沢村と一緒になって泣いてしまうのだ。その後、師匠と慕うクリスのおかげで沢村はアウトローという、新しい武器を手に入れる。挫折を経験しながらも強い意志でまた立ち上がる沢村を、これからも応援していきたい。原作は第2部に入り、新キャラクターも続々と登場している。続きが楽しみな作品だ。

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他のレビュアーの感想・評価

男なら熱くなれる作品です!

天然の素質を持った主人公が地元を離れ、野球の技術や人として成長していくストーリーです。大まかな点に関して、これまでの膨大な数のある他の野球漫画との違いとして地元での昔の野球仲間との切っても切り離せない強いつながりを胸にしまって過酷な野球練習をしていく展開です。特にこれまでの野球漫画では才能が光る主人公という設定は数知れず存在しますが、それと合わせて優しい性格と天然なキャラという設定が独自の雰囲気を醸し出していて面白いです。続いてキャラクターの設定についてですがこれもまた他の野球漫画の違いとして、細やかなキャラクターの設定をしている点です。一般的にキャラクターがたくさん出てくるスポーツ系の漫画ですが、ダイヤのAに関して言えば、2軍の選手までもキャラも細やかに設定できています。ここは評価できる点で、1軍選手はもちろんどのキャラも独自の性格を持ち合わせているので読んでいて飽きませんし、これらのキ...この感想を読む

4.04.0
  • オオワダオオワダ
  • 123view
  • 591文字

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