一つの魂ならば、必ずあいよるじゃろう。例え、いくせを隔たれようといくよを生きようと必ず…必ず。
甲賀弦之介
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バジリスク-甲賀忍法帖ーは、山田風太郎原作の『甲賀忍法帳』を元に、せがわまさきにより漫画化され、2003年~2004年にかけてヤングマガジンアッパーズにて連載された。コミクックスとしてはアッパーズKCより全5巻、講談社漫画文庫、プラチナコミクックスより各3巻発刊されており、2004年第28回講談社漫画賞一般部門賞受賞、2005年にはGONZOによりアニメ化もされた人気作品である。 この作品は戦国時代、伊賀と甲賀の忍者世界を描き、永きに渡って守られてきた不戦の約定が解かれるところより始まる。一族永劫の繁栄を求め争う忍者達の壮絶な闘い、そしてその傍ら共存を願う主人公・甲賀源之助と伊賀の姫君・朧の恋愛を描いた作品となっている。 2005年にAT-X及び各局にて4月から10月に掛けて放映された。また、2007年以降パチンコの題材としても起用され、2009年以降ではパチスロの題材としても起用されている。
鬼才・山田風太郎の構成の妙いったい山田風太郎はどこまで才能があるというのか。まず、文章が読みやすい。キャラクターも個性豊かで、主役・脇役・悪役のメリハリが実に小気味よい。特に山田風太郎作品のヒーローである柳生十兵衛は、最高の剣術家であるのに人間味溢れていてとても魅力的だ。なにより、山田風太郎はストーリー構成が絶妙なのだ。『魔界転生』『柳生忍法帖』などはまさしく山田風太郎の才能が溢れた作品で、定められた絶望的な勝負に主人公たちがどう挑んでいくのか、読んでいる者の脳髄をシビレさせるように好奇心を煽り立てていく。山田風太郎式エンターテイメントは、漫画、アニメ、ドラマ、メディアの枠を超えて観る者に興奮と感動を与えるのだ。その山田風太郎原作で、名作の誉れを受ける一作がある。それが『甲賀忍法帖』だ。甲賀と伊賀の忍同士の争いを描いた作品で、敵対する両者の間で散っていった悲恋を描く。せがわまさきのもと...この感想を読む
風魔小太郎先生の「甲賀忍法帖」を原作とした、甲賀の忍者対伊賀の忍者の戦いを描いたマンガです。原作を読んだことがないので、それとの比較のレビューではありませんのであしからず。かんたんなあらすじとしては、徳川家の跡継ぎを決めるため忍者が利用される形となり戦の禁が解かれ、甲賀都伊賀の忍者それぞれ10人がしのぎを削る戦いへと発展していく、という話になっています。戦の禁が解かれたことをいち早く知った伊賀が圧倒的有利な状況になりますが、これから甲賀がどのように立て直していくのか気になります。総勢20人のキャラクターがいますが、それぞれ個性的な性格・能力で面白いです。主人公である弦之介と朧の恋の行方はどうなってしまうのか、というのが一番ポイントになってくるのでしょうか。
山田風太郎氏の原作小説「甲賀忍法帖」を元にして作られたのがこのバジリスクです。元々名作として名高い原作をさらに発展させ、能力バトルがさらに激しく見応えある作品となっています。時は江戸時代初期。古くからの宿敵同士である甲賀忍軍と伊賀忍軍は、互いに憎みあいながらもかつて交わされた「不戦の約定」により戦うことは許されずお互いに不可侵を守っていた。そんな中、甲賀の次期頭領甲賀弦之介と伊賀の次期頭領朧は互いに愛し合い間もなく祝言を迎える彼らは自らの手によって甲賀と伊賀のいがみ合いを解消しようと固く誓いあうのだった。しかし―――無情にも将軍徳川家康の手によって不戦の約定は解かれてしまう。全五巻というやや短めの巻数ではありますが、その分内容は非常に濃い作品です。不戦の約定が解かれてしまったことで再び殺し合う運命となってしまった甲賀と伊賀。まともに両家の平和を考えていたのは弦之介と朧くらいのものであり...この感想を読む
よみがな:おぼろ ニックネーム:朧様 朧殿 性別:女 国籍:日本 住まい:伊賀 性格:温和 そそっかしい ポリシー:争いは好まない 特技:破幻の瞳 恋人:甲賀弦之介 目標:伊賀と甲賀の和睦 祖母:お幻
よみがな:こうがげんのすけ ニックネーム:弦之介 弦之介様 性別:男 国籍:日本 住まい:甲賀 性格:温厚 ポリシー:平和主義 特技:瞳術 師匠:室賀豹馬 恋人:朧 目標:甲賀と伊賀の和平
よみがな:かざまちしょうげん 性別:男 所属:甲賀卍谷衆 性格:武闘派らしく剛毅 特徴:口から吐き出す痰 特技:痰を蜘蛛の糸のように操り、敵を絡め取る事が出来る 物語上での目的:伊賀鍔隠れ衆の人達を倒す 見た目:蜘蛛のような外見 戦闘スタイル:蜘蛛のように這いつくばる 敗北の仕方:蓑念鬼に隙をつかれ致命傷...
甲賀弦之介
主人公の弦之介がヒロインである朧との最後の心中のシーンと台詞。
朧
最期に朧と弦之助に一騎打ちになった時、朧は愛する弦之助を殺せないので自分で心臓を刺した。その時に朧が言ったセリフ