才能がある者はその才能の奴隷となるべし
金子玲子
理解が深まるドラマレビューサイト
ドラマレビュー数 1,147件
類い稀なる良質なドラマ 脚本が秀逸重版出来という言葉を、このドラマ(原作)で初めて知ったという人も少なくないと思う。出版業界の裏方にスポットをあて、漫画業界の裏事情が満載のこのドラマは、視聴率もそこそこだったらしいけれど、ツイッターではかなりの盛り上がりだったことから、リアルタイムでの視聴率で判断されることが惜しいというか、なんなのそれ意味あるの?と言いたくなるくらい、良質のドラマだ。脚本家は、『逃げ恥』や『掟上今日子の備忘録』などの野木亜紀子さん。原作を丁寧に再現しながらも、要所において原作をさらに深めるような一手が加わって、やわらかく仕上がった『重版出来』。野木さんは『重版出来』と『逃げ恥』で年間脚本賞を受賞されている。『逃げ恥』ブームの割に、『重版出来』があまり脚光を浴びれていないように思う。原作ありきではあるが、漫画ではコマ割りの隙間に、読み手の主観が入る。そこをドラマでどのよ...この感想を読む
本が売れない時代に突入した出版業界のお話。本が売れない、若者の文字離れと言われて、随分経つと思いますが、私個人は活字中毒で、ほぼ毎日必ず本を開く。しかも、電子端末で読むのは嫌いで、印刷された書物を今も好みます。そして、小学生の時から漫画も大好きというそんな私には、非常に興味深く、面白い作品で、その内容はとてもとても深く濃かった。毎週楽しみに見ていました。永山絢斗さん怪演が目を瞠る。このドラマで非常に強烈な印象を残したのが、俳優の永山絢斗さん。親に虐待されて成長した、とてつもなく大きな影と闇を背負った彼がアルバイトをしながら命を削って生み出したかのような、鬼気迫る漫画を渾身の力で書いていく姿が圧巻。その彼を見出し、支えていく主演の黒木華さんの前向きな姿勢と明るさが物語をぐいぐい引っ張っていきます。陰の永山絢斗さんと陽の黒木華さんのコントラストに、永山絢斗さんがアシスタント先で知り合う才能...この感想を読む
スタッフの力量ドラマ放送当時はキャストに花がないなと思って単純にスルーしていましたが、今年放送の「逃げるは恥だが役に立つ」にハマって次回放送分が待ちきれなくなったので、逃げ恥と同じスタッフで昨年作成された「重版出来!」を見て待ち時間を紛らわすつもりでした。が、この作品にもどっぷりハマってしまいました。脚本の野木亜紀子さんはじめ、スタッフの力がすごいのだと再認識しました。視聴者を飽きさせないセリフ回し、アップテンポの展開、カット割り、小ネタ、素晴らしいチームだと思います。毎回黒木華演じる黒沢心の着ているシャツがかわいくて気になりました。レトロな柄に大きめの丸襟のものなど、主人公の雰囲気に合っていてかつめちゃめちゃおしゃれです。荒川良々さん演じる壬生平太のTシャツも毎回笑えました。シリアスなシーンでもふざけたデザインがいいアクセントになっていました。衣装さんもハイレベルなんですね。夢を追う者...この感想を読む
よみがな:くろさわ こころ ニックネーム:小熊 性別:女 国籍:日本 性格:実直で素直、明朗で前向き 特技:柔道 癖:刷りたての誌面や、漫画家の仕事場に漂うインクや墨汁の匂いが好きで嗅ぐ癖 職業:大手出版会社・興都館の発行する週刊コミック誌『バイブス』編集部に配属された編集者 出身大学:日体々大学 モット...
よみがな:いおきべ けい 性別:男 国籍:日本 所属:大手出版会社・興都館の発行する週刊コミック誌『バイブス』編集部 性格:クールだが、漫画愛に溢れていて常に仕事第一。そのストイックさと仕事への情熱が熱い 特徴:肩に掛かる長さの髪をハーフアップやお団子ヘアにまとめたヘアスタイル 職業:編集者 服装:普...
金子玲子
プロの漫画家の道を進もうか悩む東江絹を応援する一言
中田伯
幼少期の家庭環境からトラウマを抱えながらもプロの漫画家を目指し奮闘していた中田伯に編集担当の主人公から連載決定の電話が入り、中田が雄たけびを上げて崩れ落ちてつぶやくセリフ。