独裁という設定に度肝を抜かれる!
独裁者だらけの世界でタイトルにもある独裁。この日本国において良い印象の言葉ではありません。しかし、そこを逆手にとったのが、この漫画の魅力。独裁術という血文字を使った能力として描く新しさにシビれました。物を血文字で操るという能力で、人によって操れる対象が変わりますが、そこには当たり前のように人も含まれ、独裁術という言葉を見事に表現しています。また、敵も味方もみんな独裁者。そんなに独裁者がいては大変な事になると感じたように、初回から終盤まで重要人物と思わしき人物がバッタバッタと死んでいきます。独裁者がいるとこうなると教えて下さっているような内容になってます。現実では一人でも大変な事になりかねませんから。急展開の連続、やや急ぎ過ぎなような気がして・・・漫画のトレンドとして、人の死、特に重要人物があっさり死ぬ事で読者に驚きを与える手法が多く観られるようです。この作品でも初回から教官がびっくりす...この感想を読む
3.03.0
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