人は「何か」をしていたほうが楽なのだよ。「仕事」を「沢山」していたほうが楽なのだ。 ましてやそれが感謝を受けたり役に立ったりすることで、自分の欲も満たされる。意味のあることだと思う、思いたいのだ。
勤操
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最澄と空海という永遠のテーマ歴史に確かに実在した最澄と空海。この二人がどうやってそれぞれの宗派の祖となり、仏教を広めるにいたったのかということに関しては、もう他の作品でもさんざん語られてきたと思います。伝記のようなものもたくさん出ているし、いったいここからどう描いていくんだろう?という興味をわかせてくれます。まず「阿吽」というタイトル。すごいいろんな意味が込められてるなーと思います。阿吽そのものの意味は、口の開けて最初に出す音をあらわした阿、そして口を閉じて最後に出す音をあらわした吽です。そこから万物の始まりと終わりをあらわすみたいですね。深い…まさに、最澄と空海が、何もなかったところから生み出していく様を表現してるみたいですよね。そして、そこから意味が変わって二人の人が呼吸を合わせるかのように一緒に動くことを表現するようになったみたいですけど、阿吽の呼吸・阿吽の仲とあらわされるように...この感想を読む
日本でずっと語り継がれる尊き人最澄と空海は確かに日本にいて、仏教を広めてくれた人である。それが日本人の心に多大な影響を及ぼして、間違いなくマインドになっている。この2人がどのようにして祖となり、語り継がれることとなったのか。そこにファンタジーの要素も加えてよりおもしろく、より情熱的に描いているのがこの「阿吽」であろう。まずタイトルが好きだ。阿吽は物事の始まりと終わりを示すものでもあり、言葉をなしに分かち合うことも意味する。人が生まれて死ぬことを考えさせ、仏教の始まりと終わりに思いを馳せる。…深すぎる。最澄と空海が、何もなかったところから新たな考え方を生み出したこと、そしてお互いが高めあう存在であったことをよく表現していると思う。人がいるところに欲望はなくならない。嫌でもそう気づかされていく最澄と空海。人々の汚いところはいつの時代もあるんだなーと思うと、切ない。でも、最澄と空海という天才...この感想を読む
勤操
勤操和尚が真魚の行う虚空蔵求聞持法について、修行に同行する智泉に説明する流れでの台詞。
勤操
勤操和尚が真魚の行う虚空蔵求聞持法について、修行に同行する智泉に説明する流れでの台詞。