過去は、どんな内容にせよ、笑うことが出来るものよ。
時田仁子
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ぼくは勉強ができないの名言集です。現在10件が登録されています。
時田仁子
主人公の時田秀美が自分の将来について嘱望している時。
時田秀美
クラスメイトの黒川が、元彼である植草と別れた理由を語るのだが、「不幸を気取っているからよ、は群れとじゃあるまいし」と返事したことに対して、秀美がそうだなと重いふける際に出てきた言葉。
時田秀美
小学生時代、秀美が「団体行動なんてつまんないや」と発した。それに対し担任は、人間は一人じゃないと生きていけないと言い、それがすごく寂しいって事ぐらいわかると返した際、「ちゃんとしてないと、お父さんがいないからだって言われるようにきっとなる。」と言われた場面で秀美が返した言葉である。
時田秀美
桜井先生の影響で本を読むようになった主人公が、著者の顔写真を見て思ったことです。
時田仁子
主人公の高校生が、自分の誇れるものは体しかないことにいじけた時に放った母の言葉。
時田秀美
クラスで一番人気のある美少女が秀美に告白してきた際、自分がつきあっている桃子に対して否定的な言葉をかけられ発した言葉。
時田隆一郎
秀美と祖父と母、三人でテレビを見ていたのだが、その時ワイドショーに取り上げられていた、歌手が女優の家から朝帰りしたという話題から始まる。祖父が、「堪能したんだからかまわんだろう」といった言葉に秀美が、「堪能って言葉はいやらしいよ」と言い返した後に経験豊富な祖父が発した言葉。
黒川礼子
主人公と同じクラスの礼子が、元彼である植草について回想しながら発した言葉。植草が、「ただお腹が空いた」という事実を「虚無のために、ぐうぐう言っているのだ。」などと、さも自分が高尚で、かつ不幸な人物のように振る舞う姿に対し、皮肉にも取り得るであろうが、礼子が、総合して事実を述べている場面である。
時田秀美
秀美がクラスメイトたちと話している場面で発した言葉。嫌な音、隣の家から毎日聞こえるあえぎ声や、基地から聞こえる飛行機の騒音など日々聞いていると人を殺したくもなりたくなるもんだとを話していたときにでてきた言葉。
時田秀美
高校生の秀美がサッカー部の顧問の桜井先生をいい奴だと、一人考えにふけている中、自分が尊敬するのは、いい顔をしていて女にもてる男が条件だという価値観が、なぜ人とは違うのかという理由を語る際、“教師の言うところの”を使いながらと社会的な視野をふまえて説明する場面。
主人公の自意識私はこの主人公が好きですが、そもそも山田詠美さんの作品はすべての主人公においてこれは山田詠美さん自身なのでは、と思うような一貫した存在があるように思えます。非常に個人的な感覚なのかもしれませんが、主人公には一貫して「自分は特別なのだ」という意識があると感じます。この作品の主人公である時田秀美も、「ぼくはきみたちの考えていることが読めているけれども、それを優しく包み込んで、相手にはそれを気づかせないように相手の望むとおりに振る舞ってあげている」といった自意識をすごく感じるのです。主人公は実際にはそんなことを言っていないのにも関わらず、物語からにじみ出ているのがすごく面白いなと感じました。小説内で山野さんに「優越感を一杯抱えているくせに、ぼんやりしている振りをしている」とはっきりと指摘されているのも、痛快な点です。ただ同時に「自分も皆と同じなんだ。母子家庭だけど、楽しくやって...この感想を読む