学問の評価
学問の感想
人生の話
高校生のときに図書館で借りて読んだ。山田詠美の代表作といっても過言ではないだろうと思う。なんとなく古典的で、さらさらと流れるように読める部分と、ちょっと飽きてしまうような部分とがあった。小学生から、10年ほどの人生、友情、恋愛、性を見つめた物語。つきささるような一文も多く、印象的だった。4人は、人間の欲の暗喩なのだと思う。そういう視点で読むと、また、さらに面白くなる。正直、私は山田詠美の描く、性的な文章には好感が持てない。恋愛感のようなものもそうだし、セックスやジェンダーにしてもそうだ。この作品に対しても、そういう点ではすこし、ぞわぞわしてしまう。