頭を下げずにいられない こんな俺にアリガトウ こんな俺なのにアリガトウ 謝りたいと感じてる……だから感謝というのだろう
愚地克巳
理解が深まる漫画レビューサイト
漫画レビュー数 3,136件
『範馬刃牙SON OF OGRE』とは板垣恵介による日本の格闘漫画である。2006年から2012年までのあいだ秋田書店週刊少年チャンピオンにて発表された。コミックスは全37巻刊行されているが、これに10、5巻として発行された『外伝ピクル』も加えると計38巻になる。また本作はバキシリーズの一作であり『グラップラー刃牙』『バキ』の続編でもあり、本作の続編は『刃牙道』である。 あらすじとしては主人公である範馬刃牙(はんま ばき)が地上最強の生物を目指すために野生動物も含めた様々な猛者たちと死闘を繰り広げるものである。おおまかな流れとしてはイメージ上で動物と対戦するシャドーファイティング編、ビスケット・オリバとの闘争が描かれるアリゾナ州立刑務所編、現代に蘇った原人との戦いが繰り広げられるピクル編、そして烈海王ボクシング修行編をはさみ、父範馬勇次郎との地上最大の親子喧嘩編で本作は一応のピリオドを打たれるのである。
迷作と呼ばれる理由前作「BAKI」の途中あたりからだんだんと雲行きが怪しくなってきたバキシリーズ。その迷走の象徴とも言うべきなのが本作、「範馬刃牙」なのは誰しも頷くところだろう。その血迷いっぷりたるや甚だしく、「バキはギャグ漫画」と呼ばれてしまっている理由のほとんど全てはこのシリーズのせいである。とりわけヒドイのは主人公である範馬刃牙くんのウザキャラ化だろう。今までベビーフェイスだったのが、梢江さんと濃厚な時を過ごして以来、すっかりヒールである。オリバ戦の時の発言のウザさたるや、ある種限度を超えていたんじゃあるまいか。あれはなんだろう、モハメド・アリのビッグマウスあたりの影響だろうか。そのJrをすごいやり方で咬ませ犬にしてたのに。と、作者の迷いっぱなしで駆け抜けた時間なんと37巻、312話。おまけ漫画含めるとプラス7話ほど。その間読者置いてけぼりで突っ走っていたかと考えると、なんだか凄まじいもの...この感想を読む
前作の「バキ」から、今度は父親と戦うまでのストーリーの「範馬刃牙」は、冒頭の「巨大アフリカ象」を倒す「範馬勇次郎(オーガ)」の姿には、また一段と強くなっている姿には呆れるより、少し納得した。また、一方で少年の「ルミナ」に対し、世界最強の高校生「範馬刃牙(主人公)」が本気で戦う姿は、勝負事の世界の厳しさが分かる。が、すぐに優しく手を差しだし、「ルミナ」と友達になる姿は「刃牙」らしい。さらにリアルシャドーで「アイアンマイケル」を作り出し、回し蹴りで倒す姿は、確かにボクシングをやっているわけじゃなく、実戦だからこそ正しい手段と思う。また、最後の「オーガ」に対抗して戦う強敵の姿が、ただの「カマキリ」という事実には驚愕した。
まずは勇次郎が巨大な象を倒すところから始まります。それを目撃した男はその事実をみんなに伝えますが、一向に信じてもらえません。まあ、それはそうでしょう。何百人も殺すような巨大な象をたったひとりの男が素手で殺したなんて言っても信じるわけがありません。その男は、みんなからバッシングを受けてかわいそうでした。続いては、貧弱な少年が刃牙にけんかを挑みます。刃牙は、本気でいくと豪語します。刃牙は少年のけつをたたきましたが、ものすごい衝撃だったと思います。あの刃牙にけつをはたかれるなんて死んでもいやですね。次に刃牙が最強だという生物が現れますが、その正体はなんとかまきりでした。その真相はいかに!?
愚地克巳
ピクルに勝ったと思った克己が大声援に対して頭を下げながら独白したシーン
範馬勇次郎
バキが想像のカマキリと戦ったことを耳にした時の勇次郎の言葉
純・ゲバル
ゲバルとビスケットオリバの決戦の際に放たれたセリフ