謝男のあらすじ・作品解説
「謝男（シャーマン）」は、日本文芸社が発行する男性向けの週刊漫画雑誌『週刊漫画ゴラク』に２０１１年１２月３０日号から不定期連載が開始された土下座をテーマとした青年漫画である。作者は、陸上自衛隊への入隊やアマチュアボクシングでの国体出場など異例の経歴を持ち、範馬刃牙を主人公として１９９１年に連載が開始されたグラップラーシリーズがアニメ化されるなど人気の高い漫画家・板垣恵介である。本作以前に、漫画家のＲＩＮが作・画を担当し、板垣が企画・全面協力を担当した土下座がテーマの漫画「どげせん」が２０１０年１１月に『週刊漫画ゴラク』にて連載されたが、作者二人の「土下座性の違い」により共同体制が解消され２０１１年１０月に中段、作者単独で本作の連載開始となった。 とある高校に赴任してきた信任教師・拝一穴が土下座を駆使して学園の様々な問題を解決していく学園ドラマとなっており、日本文芸社のニチブンコミックスから２０１５年時点で3巻コミックスが発売されている。
謝男の評価
謝男の感想
史上最強の謝罪
謝罪とは強さだ。謝ること。それは弱いことだろうか。答えは否である。謝ることのできる者は強い者だ。まさか、と思った人こそこの漫画を読んでほしい。謝罪の奥深さ、謝罪の強さ、謝罪のかっこよさを知ることになるだろう。刃牙シリーズの作者の作品のひとつだが、刃牙シリーズでは戦いにおける強さばかりを描いているが、この作品では逆に謝罪、謝ることの強さを描いている。戦いと謝罪、両極端にあるように感じるがいずれも強い男にしかできぬ芸当であることがこの作品から知ることになるだろう。刃牙シリーズで、「強さ」とはわがままを通す力のことだと述べているが、それは肉体的強さを持つものの体現である。しかし、肉体的強さを持たなかった者、最強を別の意味で体現した者には、わがままを己が肉体で通すことはできない。では、なにをすればいいのか。その答えがここにある。そう、謝罪だ。あなたは、謝罪をしていますか。大人になるにつれてプラ...この感想を読む
kenbo
ミステリアス
僕は板垣恵介さんの作品を全部読んできましたが、こんな作品ははじめてですね。肉体どおしの戦いしか見てきていなかったので、完全に意表を突かれました。まあ、絵はまったくかわっていませんけどね。正直この一巻だけじゃどんな話なのかよく分かりません。でも、見た感じ、戦いがメインではありませんね。それもまたいいと思います。まさか土下座という謝罪におもりをおくなんて逆にすごいです。漫画界の新境地です。面白いのかどうかはわかりませんが、なぜか続きが見たくなります。これが板垣恵介さんの魅力だと思います。彼の絵には好き嫌いがありますが、僕は大好きなので、板垣さんの作品はたぶんどれも好きになってしまうんだと思います。
AkiRan
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