クイーンズブレイド 玉座を継ぐ者のあらすじ・作品解説
クイーンズブレイド 玉座を継ぐ者は、2009年9月から2009年12月にかけてAT-Xなどで放送された日本のテレビアニメである。このアニメは、2009年4月から2009年6月にかけて放送されたクイーンズブレイド 流浪の戦士の続編にあたる作品で、シリーズの第2期作品である。 原作はホビージャパンの対戦型ゲームブック「クイーンズブレイド」。監督はよしもときんじ、アニメーション制作はアームス。 このアニメは、クイーンズブレイドという闘技会で優勝を目指す美闘士たちの戦いを描いた作品である。主人公は第1期、第2期を通してヴァンス伯爵家三姉妹の次女レイナ。レイナは貴族の出身だが、自由を求めて旅に出る。初めは実力が足りず苦戦続きであったが、旅を通して様々な美闘士たちと出会い戦う中で、心身ともに成長していく。第2期では、レイナが大会を勝ち進み、現女王アルドラとの決勝での試合と闘技会終了までの模様が描かれている。 この作品は、DVDとBlu-rayが発売されており、特典映像としてOVAが収録された。
クイーンズブレイド 玉座を継ぐ者の評価
クイーンズブレイド 玉座を継ぐ者の感想
2作目がどう進化したか、それは観てみなければわからない
一作目から大進化第一作『クイーンズブレイド 流浪の戦士』から続けてこの『玉座を継ぐ者』を観た人は、クオリティーの違いに驚いたのではないだろうか。筆者もその一人で、一作目のセクシーアニメと銘打ちながらの白いモヤと黒いカスミの連続、「美少女」の陰も形もない作画、そして迫力のないアクションシーンにがっかりさせられた一派だ。しかし、この『玉座を継ぐ者』は良い意味で大きく期待を裏切ってくれた。まず、ステンドグラスをイメージした『堕ちない空』のオープニングアニメに息を呑む。歌詞とストーリーの調和も素晴らしく、それぞれの美闘士たちがおのおの戦う理由を持ちながら、唯一の女王を目指す『クイーンズブレイド』のメインシナリオに沿った内容となっている。「強き者はより強く美しくあれ 持てる全て今ここに闘技を示せ」など、象徴的なメッセージがしっかり込められているのもファンには嬉しい。メインキャラであるトモエの相棒...この感想を読む