のだめカンタービレの感想一覧
アニメ「のだめカンタービレ」についての感想が4件掲載中です。実際にアニメを観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
性格分析と演奏分析
音楽とキャラクターのマッチキャラクターの描写とBGM、そして登場人物の演奏がみごとにマッチしている。チアキが演奏する曲はどれもどことなくチアキらしいというか、いろでいうところの「黒」に感じられる。演奏のテンポ、演奏方法、特にピアノの演奏では彼の演奏世界を作りだしている。ピアノの演奏家はピアノを弾きながら体を動かしたり、顔の表情を変えたりすることが多いがチアキにはそれがない。彼らしいまじめな演奏スタイルを貫いている。ただ彼を表現する場合、ただのまじめな人というよりも、温和でオンオフがしっかりとできている人と言ったほうが正しいだろう。彼はほんとうに器用で、作品でも分かるがフランス語もできて、専門ではないヴァイオリンも完璧に演奏することができる。ただ、そんな彼でも精神的に崩れやすいところも作品を通して理解できるところに見ている人は親近感を持つことができる。ノダメについて言えば、彼女の演奏曲も...この感想を読む
新しい音楽の物語。
千秋はピアノ科に通いながら、幼少期に出会った指揮者の影響で本当は指揮者になりたいと思っていた。しかし、幼少期に飛行機の胴体着陸を経験したトラウマから、千明は飛行機に乗れない。そのため、音楽の本場であるヨーロッパの留学ができずに、日本でくすぶっていた。ある日教授とケンカや彼女にもダメ出しされて酔い潰れてしまう。目覚めたのは素晴らしいピアノの音が聞こえる場所。しかし、目を開けると広がるゴミの山。ゴミの山の中で、軽やかにピアノを弾くのだめの姿があった。そんな出逢いをきっかけに、のだめと千明は大学に1年契約で講師にきたシュトレーゼマンとオーケストラを作る。そこには変人と呼ばれるものの、才能ある沢山のメンバーが集まった。仲間達との絆を深めながら、千明はヨーロッパ留学へ向けて準備を始める。のだめは保育士になりたかったものの、千明の影響から世界に目を向けるようになり、コンクールに出場するために猛特訓を...この感想を読む
のだめのキャラクター設定が抜群によい!
のだめカンタービレは、あまり漫画やアニメを見ない私にとって、数少ない好きなアニメのひとつです。何がいいかと言うと、やはり突拍子もないのだめのキャラクター設定がステキすぎるというところです。数日お風呂に入らず、ちあき先輩に、頭が臭いと言われ、何のてらいもなく、2日前に洗ったばっかりなのになぁ・・・なんて言っちゃうところ。キッチンに、ドグロを巻いた鍋が置かれていて、異臭を発していても、あれ、そうでしたか・・・と平気な様子。そんな規格外にズボラなのだめであっても、ピアノの表現力がすさまじいというところもあるでしょうが、ちあき先輩に愛されているという設定が、ズボラ女子からすると、心強いポイントであったりします。どんなに世間の枠から外れていようとも、世間は単なるただの世間なだけであって、自分は自分らしく、個性を発揮して生きていけばいいのだと力づけられちゃったりします。その他の登場人物で私が好きなの...この感想を読む
音楽好きな女の子必見です!!
アニメでもドラマでも見ましたがどちらも素敵なストーリーになっていてまだ続いて欲しい感じです。私は中学・高校と吹奏楽部で音楽に携わっていたので、オーケストラの音楽も大好きでのだめで流れる曲はほとんど聞いた事があったので演奏のシーンも魅力的で録画していると巻き戻して見たりしていました。音楽も素敵ですがもう一つの見どころはやはり恋愛です。のだめと真一の正反対の性格の2人の恋…しかし、真一にはのだめが絶対的に必要な人物で、矛盾してるけどそこがまた胸キュンキュンなところです。のだめは一見何も考えていないように見えますが、真一を好きな気持ちや音楽に対する姿勢について実は凄い葛藤していて、でもその気持ちが上手く真一に伝わらない事がほとんどで、少し切なくなるシーンもありました。でも、のだめが真一についていく為に奮闘している姿が本当に純粋で可愛いです。私も大好きな人を追いかけたくなりました。あと、黒木君が...この感想を読む