そーだ そーだぁ!のあらすじ・作品解説
そーだそーだぁ!は聖千秋による少女漫画作品である。1996年に連載を開始したものの、不定期連載や雑誌の変遷があった。 純粋純朴な主人公の女の子「えんちゃん」をメインとしているものの、展開は彼女を中心としつつも舞台である1年1組全体がメインになっている。1年組は入学式の時からすでに仲良しクラスであり、楽園(パラダイス)と称され、えんちゃんはクラスのみんなから好かれる女の子である。そのえんちゃんが恋をしたということをきっかけに物語が進んでいくが、楽園のみんなはえんちゃんを応援しようと張り切っていく学園恋愛物語になっている。 ほんわかと優しく誰からも好かれる少女えんちゃんの恋模様を描いていることで読者もクラスメイトの一因になったかのように見守り続けることができる。 コミックスはマーガレットコミックスから1997年に第一巻が発売されているものの、2010年には集英社文庫から文庫コミック化されることとなった。
そーだ そーだぁ!の評価
そーだ そーだぁ!の感想
心に沁みる恋物語
この頃の聖千秋さんの画風が一番好きかもしれない。サカホンのかっこいいことと言ったら。他の漫画ではそう見られないいけめんさんだと思う。えんちゃんの魅力をクラスみんなが分かってるのが良くて、それが基盤になってるから、物語全体がうまく回ってる気がする。こういう本来なら目立たない地味めな子をみんなが大事にしてるってのは、いいクラスの証拠でもあるんだろうな。あねくんは、確かにかわいくて、ホームラン打っちゃうようなかっこよさがあって。それに対して、自分は意外性に弱いということを知ったっていうえんちゃんが、とてもかわいいし、しみじみいい恋だなって。恋愛が絶対にうまくいく方法なんて無いんだっていう終わりもいい。ひとりひとりのキャラがいい味出してるし、この漫画最初から最後まで大好きだ。