一生懸命な時は みんなダサいよ
ねむようこ
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午前3時の無法地帯はねむようこによる少女漫画。「FEEL YOUNG」で連載され、フィールコミックスにて全3巻が刊行された。 主人公はデザイン専門学校を卒業し、イラストレーターになることを目指してデザイン会社に就職した七瀬ももこ。しかし会社はパチンコ専門のデザイン会社で、午前3時でも全員が残業しているのが当たり前というブラックな職場環境。すれ違いから恋人と別れ、希望の仕事と現実とのギャップにも打ちのめされるももこだが、同じビルで働く多賀谷に恋をする。ももこと多賀谷の恋の行方がこの漫画の見どころ。またパチンコ専門のデザイン会社という特殊な業界の事情もユーモラスに描かれている。 2013年には同作原作のテレビドラマが本田翼主演でBeeTVより配信された。 続編として、ももこの後輩・たまこが主人公の「午前3時の危険地帯」、本編のその後やサブキャラが主人公の短編を集めた短編集「午前3時の不協和音」が刊行されている。
デザイン系の専門学校出て、就職した先はパチンコ専門のデザイン事務所。残業は当たり前。寝泊りすることも多々。労働基準法ブッちぎった場所で働く主人公。辞めたいと思いつつ、楽しさも徐々に覚えてきて……というお話。本当に大変そうだけど本当に楽しそうなのがよく表現されてる!そしてほのかな恋愛関係が描かれているのがいいなー! と。「パチンコ屋の床のたかだか80cmの空白と自分のデートどっちが大事なの!? デートに決まってるでしょ!!」という真野さんの言葉も良ければ、「楽しいってコト以外に何を基準にするワケ? 人生は楽しく生きてこそだよ」という多賀谷さんの言葉も名言。ミスして落ち込むことはあっても、そのあとそれを繰り返さないことが大事だとか、いくら大変でおかしくても真面目に働くことの意義とか、大丈夫じゃない時に大丈夫じゃないって誰かに打ち明けることの大切さだとか、いろんなものがほどよくドッキングされた素敵な...この感想を読む
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一生懸命なときのささえの言葉