背教者ユリアヌスのあらすじ/作品解説

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背教者ユリアヌス

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背教者ユリアヌスの評価

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背教者ユリアヌスの感想

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四世紀のローマを舞台にした、辻邦生の壮大な叙事詩的小説「背教者ユリアヌス」

現代文学の作家の中でも、その独自の作風で、ひと際、燦然と輝く辻邦生。「安土往還記」「回廊にて」「西行花伝」「嵯峨野明月記」などの作品を愛してやみませんが、「背教者ユリアヌス」は、著者の初期の最大の作品で、後に中公文庫(上・中・下巻)で出ていますが、文庫で三巻は確かに長いと思います。毎日芸術賞を受賞した「背教者ユリアヌス」は、四世紀のローマを舞台にした、壮大な叙事詩的小説で、皇帝の子として生まれながらも、熾烈な権力争いのために、幽閉されていたユリアヌスが、運命に操られて皇帝になり、悲劇の生涯を終えるまでを描いています。皇帝コンスタンティヌスは、その前の皇帝たちを殺して、帝位に就いた男だった。野心や疑心のため、妻も息子も殺した冷酷さで恐れられている。その皇帝の弟ユリウスに、先帝に仕えた貴族の娘であるバシリナは嫁いだ。彼女は、胎内に子供が宿ったことを知ると、幼い頃、市場の雑踏で出会った老婆に「...この感想を読む

5.05.0
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