過ぎ去りし日々の光の評価
過ぎ去りし日々の光についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
過ぎ去りし日々の光の感想
隠れた名作
これはスティーブン・バクスターとアーサー・c・クラークの共著なのですが、二人の良さがうまく融合された作品だと思います。そして、なんにせよ内容が素晴らしい。「2001年宇宙の旅」や「幼年期の終わり」のような派手さがないのでいまいち知られていない作品ですが、現代人が読むべき良作と言えます。究極のネットワークの未来とそれに伴う人間の反応、変容の課程、更には時空までを制す様になる人類のテクノロジー。クラーク作品に一貫して流れる人類の超進化や、バクスターらしい緻密な科学描写がうまく融合されています。上巻という事で肝となるテクノロジーの発見にあたる当たりまで描かれています。