夏の庭 The Friendsの感想/考察/ネタバレ

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小説レビュー数 3,368件

夏の庭 The Friends

4.384.38
文章力
4.50
ストーリー
4.50
キャラクター
4.25
設定
4.50
演出
4.38
感想数
4
読んだ人
8

夏の庭 The Friendsの感想一覧

湯本 香樹実による小説「夏の庭 The Friends」についての感想が4件掲載中です。実際に小説を読んだレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。

3人の少年と、おじいさんの交流を描いた本

小学6年生の少年3人が、「死んだ人を見てみたい」という残酷で無邪気な好奇心で、近所から、もうすぐ死にそう、と言われている一人暮らしの老人(男性)を観察し始め、そのうち交流が始まり、友情が芽生える…という話です。いい話だと思います。子供に勧められる良書です。でも、私は読んだ事が無く、今回大人になってから読んだけど、それでもいい話だと思いました。おじいさんにとって、子供たちとの交流は、きっととても幸せな事だったと思います。買い物、室内の様子、洗濯、アイロンがけ、家の周りを綺麗にする事、家を修繕する事…草取り、コスモスの種まき、など、自分のためにではなく、きっと訪ねてくる、子供達のためにきちんと生活する事を始めたのだと思います。そして最後の葡萄…4人で食べられなくて残念だったなあと思うけれど、コスモスに囲まれ、葡萄の甘い香りに包まれて、少年達に発見されるのは、幸せな死に方なのでは、と思いまし...この感想を読む

5.05.0
  • ぱきらぱきら
  • 263view
  • 481文字

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