涙なしでは見られない究極の愛の物語
この作品で、アカデミー賞最優秀主演男優賞を獲得したロベルト・ベニーニが主演の、優しく悲しいそれでも愛に溢れた作品です。 主人公のグイドは美しく優しいドーラと色々なユーモアで楽しませ、ドーラの愛を勝ち取って息子をもうけます。当時はムッソリーニがイタリア中をファシスト政権で覆う不穏な空気が漂いますが、グイドたち一家は楽しく暮らしていました。しかし戦争は一家を悲しい歴史の渦へと巻き込んでいきます・・・・・・。 グイドの面白さは本当に愛に溢れたものです。最初はドーラが対象でしたが、収容所では男女別々なので、息子のジョズエに恐ろしい収容所の実態を見せないように、必死に努力するグイドの姿が明るくて痛々しくて涙が止まりませんでした。グイドは女子棟にいるドーラにも放送で愛を伝えたり、どんなに辛い状況でも家族への愛を忘れないグイドは天使のようでした。 戦争はすべての家族を引き離し癒すことのできない傷を作ります。 しかし、そのような状況の中でも懸命に生きることを選択したグイドたちでした。 決して負けず、諦めず、1日1日を大切に笑顔と知恵で暮らすことを選択したグイドの思いが、世界中に平和をもたらすようになればいいと思いました。
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