涙なしでは見られない究極の愛の物語 - ライフ・イズ・ビューティフルの感想

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映画レビュー数 5,784件

涙なしでは見られない究極の愛の物語

5.05.0
映像
5.0
脚本
5.0
キャスト
5.0
音楽
5.0
演出
5.0

この作品で、アカデミー賞最優秀主演男優賞を獲得したロベルト・ベニーニが主演の、優しく悲しいそれでも愛に溢れた作品です。 主人公のグイドは美しく優しいドーラと色々なユーモアで楽しませ、ドーラの愛を勝ち取って息子をもうけます。当時はムッソリーニがイタリア中をファシスト政権で覆う不穏な空気が漂いますが、グイドたち一家は楽しく暮らしていました。しかし戦争は一家を悲しい歴史の渦へと巻き込んでいきます・・・・・・。 グイドの面白さは本当に愛に溢れたものです。最初はドーラが対象でしたが、収容所では男女別々なので、息子のジョズエに恐ろしい収容所の実態を見せないように、必死に努力するグイドの姿が明るくて痛々しくて涙が止まりませんでした。グイドは女子棟にいるドーラにも放送で愛を伝えたり、どんなに辛い状況でも家族への愛を忘れないグイドは天使のようでした。 戦争はすべての家族を引き離し癒すことのできない傷を作ります。 しかし、そのような状況の中でも懸命に生きることを選択したグイドたちでした。 決して負けず、諦めず、1日1日を大切に笑顔と知恵で暮らすことを選択したグイドの思いが、世界中に平和をもたらすようになればいいと思いました。

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他のレビュアーの感想・評価

評判通りの感動ストーリーですが、とにかくヘビーな作品

きっと世界〇大感動映画とかを挙げると、大方の人が挙げるであろう世界を代表する感動映画ライフ・イズ・ビューティフル。確かにエンディングは感動の嵐ですが、それはそこまでのストーリーが重く苦しいから反動で感動も倍増しているように思えます。ユダヤ人に対する迫害行為がストーリーの主軸にあるのですが、ほんの数十年前の話とは到底思えないほど、日本人は平和ボケしているのだと実感してしまうほど目を覆いたくなるような光景が未だに脳裏に残っています。ただ、そんな暗い歴史の話なので、映像は全体的に暗く重苦しい空気になります。しかし、脳裏に残すだけ覚えておくべき過去の歴史であるので、学校の授業などで観せてもよいのではないかと思います。きっと他の方のレビューと同じような内容になってしまうかもしれませんが、生きているという事のありがたみを再確認でき、タイトルどおり生きているって素晴らしいと思えてくる超良作です。この感想を読む

4.04.0
  • yt-unitedyt-united
  • 159view
  • 396文字

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