映像がキレイ
写真家で有名な「蜷川実花」さんが監督ということで、とにかく映像が鮮やかで、キレイ! 赤を基調に、実際の遊郭ではありえなかったであろう蜷川さんらしい配色でした。 また、漫画を原作にすると配役に違和感を感じることが多いかと思いますが、主人公の土屋アンナをはじめ、全員はまり役といっていいほどイメージ通りだと思いました。 ただ、ストーリーはちょっと残念。 映画1本にするには詰め込み過ぎに感じました。 もう少しキャラクターそれぞれのバックグラウンドや心理描写に触れて、丁寧に描いて欲しかったなぁ。 個人的にはきよ葉の足抜けから帰ってきたあたりで終わりにして、残りは2作目に・・・なんて思います。 ラストにも納得いかず、あのような感じにするのであれば、清次をもっと関わらせ、お互いの心理描写を描いて欲しかったです。 だからこそ展開が早く感じ、詰め込み過ぎに感じたのかもしれません。 余談ですが、原作者「安野モヨコ」さんの旦那様「庵野秀明」監督が玉菊屋の客役で登場しています。 見つけた時は、ちょっと嬉しかったです(笑)
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