夏になると毎年読んでしまいます!
これがまさに青春マンガ!
いつも夏になると読みたくなるのがこのタッチ!
野球マンガなのか、恋愛マンガなのか、それとも青春マンガなのか!
読むたびに考えさせられるのです。
今の若い方々にもきっと共感してもらえる作品であると思います。
時代背景としては少し古さを感じるかもしれませんが、街並みや喫茶店の雰囲気など、とても懐かしい気持ちにさせられます。
私が初めて読んだのはもうかれこれ30年くらい前( ´∀`)
当時小学生だったと思うのですが、テレビ放映もしており、毎週楽しみにしていました。
その頃にはちょっと難しいと感じたストーリーや、主人公のちょっとした優しさなど、今ならわかる場面がたくさんあります。
そしてやはり高校野球の始まる季節になると、どうしても手が伸びるのです。
なんと言っても主人公の人柄!
男性のタイプと言えば彼と答えている私。
弟思いの家族思い。そして友達思いで愛する人を大切に思う気持ちを心の底に秘めている。
それを決してまわりには見せないのです!
ユーモアたっぷりに描かれた素晴らしい場面の数々。
まさに青春そのものです!
野球マンガとしても完ぺき!
実は私、野球の経験はもちろん、ルールもよく知らないのですが、このマンガのおかげで少し勉強できたと言えましょう!
こんなに野球が駆け引きのスポーツであるということにびっくりするとともに、試合の最終回、主人公と相手打者の気持ちのぶつかり合いの場面は、いつも涙なしでは読めないのです。
延長10回の最後の戦い、このまま敬遠すれば甲子園という場面。
チームメートは主人公のために、最後まで正々堂々と戦うことを選びます。
もう、ここで涙腺崩壊!
そこで私たち大人は大切なことを思い出すのです。
私の特に好きなシーンは野球でも主人公とコンビを組む友人との場面。
肩を痛めて限界の友人に対して、強烈なストレートを投げ続ける主人公!
なかなかできることではありませんよね。
結果5回コールド勝ち。
主人公の優しさに涙涙の大好きな場面です!
野球以外にもたくさんの素晴らしい場面があります。
友人の最後のお小遣いであった500円玉を落としてしまう主人公。
どうやって返したと思いますか?
カゼをひいた友人のお見舞いに肉まんを届けた主人公。
一口ほうばるとカチン!
何と肉まんの中から500円玉が!
何とも粋な計らいではありませんか?
まあ、主人公はかなりの照れ屋でありまして、このような場面がチラホラあるんです。
イケメンの弟と違い、女子より男子にモテモテな愛すべき主人公。
世間を恨み、主人公の高校に監督としてやってくる人物や、伸び悩んでいたアイドルの人生をも変えてしまうスゴイ人なのです!
そしてやっぱり恋愛マンガ!
そして何よりもやはり2人の恋愛模様には、最後まで目がはなせません!
まわりの友人たちも暖かく2人を見守っているので、こちらも応援したくなります!
現実には有り得ないような世間的にもスーパースターの2人。
幼い頃からずっとお互いを想っているのに、弟の気持ちをずっと尊重している主人公にはいつも胸を打たれておりました。
その弟が亡くなってしまってからがまたツライ!
障害がなくなったどころか2人は永遠に結ばれないのかというところまでいってしまうのです。
モテモテの二人ですから、たくさんのライバルも登場しますが、誰も邪魔できない究極の恋愛なのです!
憧れてましたーとっても。
このタッチ、ご存知の通りとても長い連載ですが、最初から読者みんながこの2人を応援し続けて、憧れ続けてきたと思います。
こんな恋愛がしたいなーと。
まわりから見ると全然恋人同士に見えないのに、心の奥でずっと繋がっている。
こんな恋愛がしたかったー!!
2人のキスシーンがまたいい!
2回ほどあるのですが、1回目はびっくり!という感じでしょうか。
2回目は素晴らしい感動の場面でありました。
ようやくお互いの気持ちを一番に考えることができた2人を心から祝福!
なんせ彼女の方は幼い頃からずっと主人公を愛し続けていたのですから、こんなに喜ばしいことはない!
恐らく主人公の方もそうだったと思います。
が、弟がいた頃は三角関係でしたから、なかなかのヒヤヒヤもんでした。
3人とも相手思いなもんですから、こちらとしては読んでいて切ない!
弟は2人が愛し合っていることに気づいていたので
わりと積極的な行動に出ます。
しかしそれさえも、2人が素直になれるようにという気持ちがあったのではないかと思ってしまうのです。
あー切ない。
だからこそ、最後に2人が結ばれて一番喜んでいるのは弟じゃないのかなー
そうであってほしい!と思います。
毎年弟の墓参りに行くことを約束する2人。
それを陰ながら聞いていた彼女の父親の表情にも胸を打たれました。
色々な続編も出ておりますが、マンガで完結としておくのがよいと思います。
ま、おそらく結婚して幸せに暮らしてほしいなと希望
を持ったまま、また毎年夏には読み返すのが至福の時なのです。
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