超高速!参勤交代を見た感想
自分の地元の話でした。
参勤交代をテーマにした映画なんて、あまり興味もなかったのですが、設定の湯長谷藩が自分の地元でしたので、見てみました。ひいき目で見ているのもあって、とても楽しく見ることができました。フィクションなので、本当かどうかは分かりませんが、藩主のお殿様がとても良い方で誇らしかったです。
すべてのお殿様がそうだったか分かりませんが、昔のほとんどのお殿様は質素倹約に努め、領民のことを大切にしていたそうです。まぁ、あまり領民の不満をあおっても年貢も納めてもらえなくなっちゃうし、色々計算あってのことかもしれませんが。
貧乏藩が無理な参勤交代を申しつけられます。
参勤交代って、徳川幕府が各大名にお金を使わせるためにさせていたイベントですよね。お金があって幕府に謀反とかされたら困りますから。なので、貧乏藩には本当に迷惑なイベントだったと思います。湯長谷藩は貧乏な藩で、でもどうにかこうにか参勤交代を務め終えて、やれやれ、湯長谷藩に戻ってきたとその矢先に、幕府からあらぬ疑いをかけられて、また江戸に参れと言われます。本当にひどいです。「えーさっき行ったじゃん。ていうか、疑いかけるなら、もっと早く言ってよ、何日か前に江戸にいたんだからさぁ」という心境だったに違いありませんが、そんな事をいうわけにもいかず、もう一度参勤交代江戸に行くことになります。でもお金がありません。
斬新なアイデアで参勤交代します。
この2回目の参勤交代をどのようにやりすごすかが見ものです。要所要所で参勤交代をチェックする人(?)が見張っています。人数や持ち物をそろえて、お金をかけた立派な行列になっているように見せなければなりません。よそ様の藩から立派な持ち物を借りたり、最小限の人数で何人もの行列を成しているようにみせかけたりします。なんとかやり過ごす様は、笑えますし、応援したくなります。
藩主に好きな人ができます。
途中、湯長谷藩の藩主・内藤政醇だけ単独行動するときに、なんやかんやで恋人ができますが、正直、この恋人、いるかな??って思いました。一応、藩主なのに、ゆきずりの素性のよく分からない娘にここまで感情移入して、大丈夫なのかと不安になりました。でも、最後に小汚い恰好から、清潔でキレイな着物を着て変身した時はとても嬉しい気持ちになりました。やはりシンデレラストーリは女子のあこがれですから。
全体的に
深く感動する話だったり、すごく笑える話でもありませんが、テンポがよくて、最後まで小気味良く見ることができました。見ていて疲れないので、ちょっと時間がある時に気軽に見れます。
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