子供の時も大人になってからも見て楽しいドラマです - パパはニュースキャスターの感想

放送当時は、私は隠し子の立場で見ていました

放送当時、私は隠し子の愛ちゃん達と同じ位の年齢でしたので、どちらかといえば愛ちゃんの目線で放送を視聴してたと思います。その時は、自分にも同じ年の姉妹が２人とか３人とかいたら楽しそうだろうな、と単純に思っていました。実際に愛ちゃん達と同じ立場になったら、大変複雑だったろうと思います。愛ちゃん目線なので、竜太郎に早く父親として認めてもらいたいなぁと願いながら見ていました。また、竜太郎の恋人と子供たちが先に仲良くなったのをみて、すごくうれしい気持ちになったのを覚えています。

色んな要素が詰まっています

パパはニュースキャスターの魅力は、なんといっても色々なエッセンスが入っているところではないでしょうか。大人同士の恋愛の駆け引き、ニュースキャスターのお仕事事情、子供たちが繰り広げるホームドラマコメディ。単純にとても楽しい場面があったり、かと思えば涙涙のシーンがあったりと盛りだくさんです。特に竜太郎は最初は子供たちを完全に邪魔者扱いしていたのですが（これは自業自得とはいえ無理もないです）、徐々に子供たちとの距離が近づいて行って、最後の方はむしろかけがえのない存在になっていくところなどは、本当に感動的です。いつの間にか父親としての自覚を持ち、子供たちの為に何ができるのか、何が最善の道なのか模索する場面は何回見ても泣いてしまいます。

最後はひとり

結局最後には子供たちはいなくなってしまいます。恋人もなくして子供たちもいなくなってひとりぼっち。独身貴族の元の生活に戻り、お仕事も恋愛もまた楽しめる筈なのになんと空しいことか。。。子供たちと過ごした期間はほんの一瞬だったのに、その中身はとても濃い、充実した毎日だったことに打ちひしがれてしまいます。また戻ってきてほしい。。。でも新しい環境で幸せになって欲しい。。。色々思案しているところに、また新たな愛ちゃん達が登場して、うれしいやらなにやら、複雑な気持ちで幕引きです。めっちゃ泣きながら見ていたのにまだ隠し子いるんかい！っと突っ込んで終了です。
今でも改めて見て楽しめます
今でもたまに見たりすると、話の展開が分かっているのに、やはり笑ったり泣いたりしてしまいます。おもしろいです。何回見ても面白いこのパパはニュースキャスターというドラマは名作だと思います。自分の子供が大きくなったら、一緒に見せて、色々話し合ってみたいです。とはいえ、酒の上でのあやまちでできた物語ですので、このドラマを親子で見て楽しむには、だいぶ子供の成長を待たねばなりません。