ストーカー・誘う女のあらすじ・作品解説
ストーカー・誘う女は、1997年1月9日から3月20日にかけてTBS系で放送された日本のテレビドラマである。 妻と子どもを大切にするマイホームパパである森田柊志役で陣内孝則が主演。柊志にストーカー行為を行うOL・上原ミチル役に雛形あきこ、妻・森田絹香役に麻生祐未、部下・北川敦役に袴田吉彦、絹香の父・室町克彦役に小林稔侍などが出演している。 大手商社勤務のOL・ミチルは礼儀正しく、明朗快活な性格で、友人も多い。ミチルは自分の担当した企画で見かけた柊志に生き別れた父の面影をみつけ、柊志に好意を抱く。ある日、柊志の妻と子どもが旅行に出かけた夜、ミチルは酔った柊志とオトナの関係へと持ち込む。そしてミチルは柊志のこどもを妊娠したと信じ込み、自分は彼に愛されているという頑固たる確信のもと、柊志への付きまといや、絹香に対する過激な行動など「ストーカー」へと豹変していく。 本作は、当時社会問題になり始めた「ストーカー」をセンセーショナルに描いた作品である。
ストーカー・誘う女の評価
ストーカー・誘う女の感想
ストーカー誘う女
当時はストーカーという言葉がまだなかった頃で、とても衝撃的でした。雛形あきこさんの熱演がとても印象に残っています。特に「修二さん、本当は私のこと、好きなんでしょう」というセリフが頭に残っています。陣内孝則さん演じる修二さんに結婚を迫ったり、思いがかなわないと、自殺未遂騒動を起こしたり、最後には自宅におしかけて、妻子を刃物で脅したり、ドラマの設定が予想外で引き込まれる感じで見ていました。陣内孝則さん演じる修二さんは少し気の弱いサラリーマンで、陣内さんにしては珍しいシリアスな役どころでした。気が弱いながらも妻子を守る為に、必死な姿に心を動かされました。実際に刃物を振り回したりしたら、すぐに警察に逮捕されるか、心の病気が原因なら、医療保護入院になるところでしょうけど、そうならないところはドラマならではのストーリー展開ですよね。小林稔侍さんが精神科のドクターで、物語のかぎを握っているのが良かっ...この感想を読む