どちらの生涯も切ない...
キアヌリーブスの美しさ
ガスヴァンサント監督といえば、グッドウィルハンティングやミルクを観ていつも目の付け所が好きだなぁと思っていたが、それより以前のこちらの作品を観ていなかった。
私の生まれた頃の作品で題材も男娼という私好みの作品。笑
始まりからアイダホ田舎だな〜何もないな〜こんなところでどっちがどっかの道なんて分かるんかい!とツッコみたかったが、それより後に登場するキアヌリーブスの美しさにため息が出ました。
なんと上品な美しさ。
歳を重ねるとどうしても若い時の綺麗さは失われていくものですね。笑(味は出てきますがね)
キアヌリーブスの品のあるお顔にお金持ちボンボンの役が似合うこと。
彼は人生経験として何するのでも余裕を感じられるのでますます魅力的に見えますよね。
男娼ってつまり男性相手だと勝手に思ってましたが、そっか女性でもいいのか、と思いました。
お持ってそうとか面倒くさくない客とかどの世界も一緒ですよね。考えること。笑
店の前で待つ姿はもう割り切られていて、仕事ってそういうもんだよなと少し切なくなりました。
行為のシーンは静止画を何枚も映し出していて面白かったですね。肖像画のようで男性同士でもそれなりの美しくいやらしさがなくて良かったです。
リヴァーフェニックスって...
彼はこの映画公開の二年後、23歳の若さで亡くなっています。
彼の出で立ちや声、どこか切ないなぁと思い調べてみると、壮絶な生い立ち...!
神の子たちとかいう危ない宗教出身でした。(調べてみて下さい、かなり刺激的に頭イかれてる宗教です)
そこでのトラウマからかドラッグに染まり、死亡。
んー、彼の生い立ちを知ってから見れば良かったかもしれない。
しかしあの何もかもを諦めたかのような表情は彼にしか出せないのかも知れないですね。
役者としては素晴らしいですが、彼の作品が増えずに終わってしまったことは悔やまれます。。
マイクの癖がすごい
ナルコプレシーの発生頻度が半端じゃない。笑
映画の3分の1は気絶してるんじゃないですか?ってくらい。笑
闇が深すぎてついていけないですが周りの人はそんなに気にしていないところが救いですね。(接する人はそうなっていくのかな)
最後はお母さんは結局見つけられないままアイダホでブッ倒れ見知らぬ車で連れ去られる。
あれは誰だったのでしょうか?
あの後、偶然母親と再会できたんではないかと思わせるなんとなく暖かい雰囲気の終わり方でした。おかげでそこまで落ち込まずに済んだというか。。
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