赤い炎が燃えた・「シンドラーのリスト」
赤い炎が燃えた・「シンドラーのリスト」 先ず、日本人の杉原千畝(ちうね)という人をご存知であろうか・・?、第二次世界大戦の真っ最中、ヨーロッパのリトアニアという国でドイツから迫害を受けるユダヤ人・六千人の命を救った日本の外交官で、通称・日本のシンドラーとも言われている人物です。 「シンドラーのリスト」は、ドイツ人の会社経営者オスカー・シンドラーが、迫害受けて死に追いやられる(アウシュビッツ人間処理場)ユダヤ人を、1,100人以上もすくったというノンフィクションの物語です。 この映画は、はやりモノクロでしか描かれないであろう、余りの残逆シーンのため。 それでも、プロローグにおけるロウソクの火のみが、何かを暗示するようにカラーで始まり、更に、物語の息も付かせないほどの緊張シーンで、集団の中でのイタイケな少女が一人だけカラーで描かれているのです。 勿論、時が流れて現代にタイムスリップするところは、全編がカラーになっていますが。 特に最後のシーン、主人公のシンドラー(リーアム・ニーソン)が独白するところは、特別な感銘をうける。 「私のこの金の指輪を売り飛ばしたら、あと何人の人を助けられたか、又、この車を処分したら、あと何人の人々を救う事ができたか。 実に悔やまれる、」 アカデミー賞では12部門にノミネート、そのうち作品賞、監督賞、脚色賞、撮影賞、編集賞、美術賞、作曲賞の7部門で受賞している。
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