この映画を見ることで人生が変わる - アバウト・タイム 〜愛おしい時間について〜の感想

大まかな感想

この作品のあらすじとしては、さえない主人公がタイムトラベリングをすることで恋人をゲットするという、至ってありそうな話だがこれを見て私は人生に対する感構えが大きく変わりました！作品の映像や中身はピカイチだと思います。時間的にもそんな長いわけではないので見ていてストレスが溜まることもほとんどないと思います。僕は映画で見るのですが、アバウトタイムでは、映画自体も聞き取りにくいことはなくて英語勉強のために是非この映画を見て見たいという人でも大丈夫だと思います。

わたしはけわ

ヒロインが綺麗

恋愛映画の定石としては、ヒロインの女性は綺麗じゃないといけないということはみなさん周知のことだと思いますが、ここで言いたいのはアバウトタイムのヒロインはさらにレベルが違うということです。主人公の男の子はさえないのですが、なぜこんな男が付き合えるんだ！と疑問に思ったり、嫉妬をしてしまうことだと思います。僕もそうでした。内容だけではなく見た目という面でもこの映画は素晴らしいものだと思います。

また、劇中で使われている音楽は歌詞自体はあまりないBGMが多いのですがとてもあっていて話がスッと入って来ます。

人生において教訓となることをここで全て教えてくれる

家族の大切さや、自分とは一体なんなのか、また何が人生において大切なのか、時間とは何なのか、などといろいろなことがシーンによってフォーカスされておりたくさんのことをまばらとおもう。私が一番好きなシーンは父親が死ぬ直前に息子がタイムトラベリングをして、過去の父親に会いに行き一緒に卓球をやるシーンだ。今までこの映画を4回ほど見たのですが全部泣いてしまっています。これほどいいシーンはないのかなと思うし、正直なところでて欲しくないなとも感じてます。

最後に結局主人公はタイムトラベリングをすることをやめてします。というのも父が人生の教訓を教えてくれたからで親から子供に引き継がれることはあるのですが、それを映画により可視化することで子供と親の関係の大切さや、タイムトラベリングという日常からかけ離れた世界からの脱出という面においてもいいと思った。

彼は最後に『自分は過去から来て変わらない毎日を過ごし、それを後悔してまたやり直しに未来から来ているのだ』というニュアンスのことを言ってる。これは基本的に現在の心理学でも話題になっていることなのですが今を生きるということに関連していると思います。みなさんが一度この映画を見ていて気づかなそうなところとしてキーマンの妹がいます。彼女の事故や彼氏との関係、また信頼関係においても大切な役割を果たしている。彼女が事故を起こしたことで主人公が自分の家庭を優先するのか。家族を優先するのかというのを天秤にかけるシーンがある。正直なところ正解はないのだが主人公の判断としては家庭をとった。というのも、妹を救ってしまうと彼女は今まで通り。何もない人生を平然と暮らしていくことになる。また何も起きずと思いきや彼氏とのいざこざで家族との関係までもが崩れてしまう恐れがある。そこで、主人公は家族ではなく家庭を選び彼女に更生のチャンスを与えることとなった。このようなことは実際の家庭でも起こりあることだと私は思う。いつかは何事においても天秤にかけなければいけないということが必ずある。そのような状況になった時にどのように壁を乗り越えたら良いのかその方法までもヒントになった作品で非常に勉強になる。結果的に妹は素行の悪い彼氏とは別れ、主人公の友達のいい少年と付き合い結婚することとなった。彼の選択は間違っていなかった。もしかしたらこの彼も未来から来ていたのかもしれない。

今までのタイムスリップを含んだ映画のようにこの作品では冗談が混じっていないのは知っていることだろう。つまりこの作品では何か大きなテーマを伝えたいそう感じているのだと思う。何個かあるので一つずつ紹介したいと思う。まず、私が思うのは時間の使い方だと思う。この時間の使い方は普通の捉え方ではなく、いつ何をやるのかというタイミングとして捉えてほしい。最初の方に出て来た告白のシーンだがタイミングを間違ってしまい結果として失敗してします。何事もそうなのですがタイミングというのは、とても重要なものです。これをタイムトラベリングを使うことで実際にダメな例、いい例を目に見えて確認することができるのでわかりやすい。

次に人が死ぬということである。出会いがあり別れがある当然のことだがまだリアルに体験されてない人もこれを見ることでわかります。作品の中で人はなくなるし、それを時間を戻すことで家族との思い出も確認することができます。人が亡くなり立ち直るのは大変だし、人と出会い結婚することも大変です。出会いも別れも両方をうまく一つの作品に入れており、どこが重要なのかではなく、自分なりにどこが重要なのかを感じることが大切だと思う。