ディープ・インパクトのあらすじ・作品解説
ディープ・インパクトは1998年に公開されたミミ・レダー監督によるSFパニック映画である。この作品はホワイトハウスのスキャンダルを追っていた女性記者が偶然政府の機密事項を知ってしまうところから始まる。その機密事項とは、未知の彗星が地球に衝突する可能性があるというものだった。政府は彗星を核爆発させ軌道を修正しようとするが作戦は失敗し、ついには大統領が選ばれた100万人の地下移住計画を発表し人々がパニックに陥る中、その瞬間はやってくるのである。パニック映画ではあるが、登場人物たちの家族愛などのドラマを繊細に描いている作品である。 製作総指揮は「スターウォーズ」シリーズのスティーブン・スピルバーグが、音楽は「タイタニック」のジェームズ・ホーナーが担当した。キャストにはロード・オブ・ザ・リングシリーズで主役を務めたイライジャ・ウッドやモーガン・フリーマンなどが出演している。2006年に発売されたスペシャル・エディション版のDVDには、映像特典としてメイキング映像や未公開シーンなどが収録されている。
ディープ・インパクトの評価
ディープ・インパクトの感想
もし彗星が地球に衝突すると解ったら、あなたならどうする?
巨大彗星の衝突が迫るとき、人々のとる行動は?パニック的な状況を繊細な展開で描くパニック映画というよりはヒューマンドラマです。ディープインパクトと言えば馬!という人は置いといて(笑)アルマゲドンとの話はみなさんがしていますので、こちらも置いときます。偶然に見たこともない星を見つけ、博士のもとへ届けられるのですが、それが彗星で軌道を調べるとびっくり仰天!あわてて飛び出すが事故で死亡!その一年後のお話です。ラーナーとその家族、第一発見者のリオ、ガールフレンドや家族、宇宙飛行士、大統領、様々な角度からそれぞれの思いと絆を描いた考え深い作品になっていました。どうしても隕石や最後の津波のシーンに目が行きがちですが、そこに至るまでの人々の葛藤やドラマを見てほしい映画です。
意外にがちSF
スティーブン・スピルバーグ率いるドリームワークスが製作総指揮をとり、ミミ・レダー監督の「ディープインパクト」です。言わずと知れた大ヒット映画だったのですが、SFファンにも納得のハリウッド大作SFです。同時期やっていたアルマゲドンとストーリーはかぶるところがありますが、こっちのほうがちゃんとしている印象です。原作が「地球最後の日」とアーサー・C・クラークの「神の鉄槌」というかなりがちなSFを原作としているというところでそういう差が生まれたのかもしれません。地下シェルターの話はスタンリー・キューブリックの「博士の異常な愛情」を思い出し、なんとも嫌ったらしい感じがしてとても楽しめました。
家族に電話したくなる
地球に巨大彗星が衝突してしまう。ともすれば単なるパニックムービーですが、この作品は、ヒューマンドラマです。衝突に備えて選ばれた100万人のみが地下へ避難できる。当然選ばれない大多数の人々は途方に暮れ、パニックに・・・それも当然の反応なので、抵抗なく観られます。生きのびるのは、綺麗ごとではないのだと、素直に描かれていると思います。長年に渡って隔たりがあった親子彗星を破壊するため、家族を残して宇宙へ旅立つ飛行士一方は避難できる人に選ばれ、他方は選ばれずに離れ離れになる二家族それぞれを思い合うその愛情がとてもよく描かれていて、何度観ても泣けます。個人的に、描写が丁寧なので、「アルマゲドン」よりは「ディープインパクト」派です。
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