復讐に燃えるヒーロー
ヒーロー達
正義感と憧れからヒーローになったキック・アイス。母親の復讐のためにヒーローになるダディとその復讐の手伝いをするヒットガール。そしてそのヒーロー達をおびきよせるためにヒーローになったレッド・ミスト。それぞれヒーローになった経緯は様々です。そして本当に皆本当にヒーロー?って私は思ってしまいましたね。最初の方のキック・アシスはまだわかります!でもダディとヒットガールに関しては復讐のためとは言っていても、やっていることは人殺しと強盗ですからね。でも本人達からみたらそれは正義なんでしょうね。ちょっと切なかったのはレッド・ミスト!父親の仕事を手伝いたくてヒーローになった彼。いつもボディーガードがついていてお友達もいない様子。でもキック・アイスのことを友達って。その彼に父親を殺され……。レッド・ミストにとってはキック・アイスは悪になってしまいました。
暴力
[お前らの暴力をみんな黙ってみている。それが許せないんだ]キック・アイスの言葉です。ここがすごい現代らしいというか、ヒーローに手を貸そうとせずにスマホを向けるガラス越しの人たち。でもキック・アイスも結局暴力をしているんですよね。最初の方は力がなかったからやられる一方でしたが、力をつけてからは相手を殺すほどの。この映画以外のヒーローにも言えることなんですが、人助けじゃないことをしてることって多いんですよね。この映画はそういうところ真剣にみるような映画ではないとは思っているのですが(笑)キック・アイスは最後は復讐に賛同しただけの構成でしたからね。復讐に燃えるヒーローってどうなのっとは思ってしまいます。本当のヒーローならヒットガールをとめる場面でしょうが、キック・アイスがただの高校生ですから。
でも面白い
この映画はアクションとかすごいので、こういう物語であってもすごく楽しめます。とくにヒットガールのアクションがすごい!これ子役のクロエがほぼ自分で演じているらしいですね。グロイシーンもたくさんあるし、人がものすごく死んじゃう映画なので子役にやらせるのはちょっととは思ってしまいますがすごい身体能力と演技力です。とってもかわいいですしね。役の設定とかは正直あまり好きではないのですが、こういう役者さんの魅力や映像の描写などはとても良いのですごく楽しむことができました。絶妙なバランスで成り立っている映画なんだなって思いましたね。何も考えずにただ見たほうがより楽しめる作品だと思います。
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