女性向けのロマンチックな作品 - ペネロピの感想

癒されたいお疲れ女子におすすめ！

失恋をした。仕事で失敗した。友達と喧嘩した。そんなもやもやした気分の時に見たいこの映画。自分の存在を誰も認めてくれるはずがないと思い込んでいるペネロピ。自分を好きになってくれるひとなんていない。ペネロピとかけられた呪いをといてくれる＝自分を好きになってくれるひとなんているはずがない！そんなネガティブな雰囲気から始まるこの映画ですが、見終わった後はきっとすっきりとした気分や前向きな気分になること間違いなしです！自分に自信が持てない女性はたくさんいると思います。この映画はそんな女性に勇気を与えてくれたり癒してくれる映画です。ありのままのあなたでいい。そう背中を押してくれる映画です。

色彩豊かな映像

この映画を見ていると、子供のころにカラフルなキャンディー見た時のようなキラキラとした懐かしい鮮やかさを思い出します。色彩が豊かでまさに女の子向けです。ただカラフルなだけではなく、カラフルなのに孤独を感じたりするなど、独特の世界観があります。映画のストーリー、コンセプト的にはまさに大人の女性に向けたファンタジーですね。ストーリーに共感できなくても綺麗な映像としてだけでも十分に楽しめると思います。ファンタジーの王道のディズニーのキラキラとした感じはあまりありませんが、なぜかドキドキしたりきゅんとするような色彩です。色彩だけでここまで色んな感情を引き出すなんて素晴らしいです。それに急に出てくるホラータッチやコメディタッチな場面もあり、見る人を飽きさせずに最後までしっかりと見させてくれます。

世界観とマッチしたとびきりの音楽！

筆者がこの映画に一番感銘を受けたのがラストシーンで流れてくるシガーロスのホッピロッピという曲です。二人のめでたしめでたしなシーンで流れてくるのですが、映画の世界観とマッチしすぎていてなんと癒されること！この曲が流れると同時に最後の最後でさらにこの映画の深い世界観に引きずり込まれるような感覚でした。この映画にはこの曲以外考えられないと思います。切なげな曲調に合わせて二人が幸せそうにブランコで遊んでいて、その映像や音楽を聞いてやっぱりこの映画は見てよかったなと思えるような美しい価値のあるシーンでした。あまり有名ではないシガーロスのこの曲をラストシーンの一番大切な所に使うなんて、制作スタッフの素晴らしい映画にしたいという熱意を感じました。あの曲を見つけ出すなんて脱帽です。素晴らしい！