いつの時代にもみるべき物語 - 大統領の執事の涙の感想

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いつの時代にもみるべき物語

3.53.5
映像
3.0
脚本
4.0
キャスト
4.0
音楽
3.0
演出
3.0

目次

人種差別

黒人の執事の視点からみる人種差別の歴史のこの映画。この映画をみただけでわかった気ではいけないと思いますが、とてもその時代を生きた方々には大変な時代だったと思います。それがまだ今なおなくなったとは言えない問題ですので、勉強にもなるし見て良かったと思いました。執事もまた戦ってるのだと戦士なのだという言葉にハッとさせられましたね。給仕の仕事はとても大変なものだと思います。奴隷の子供として農園で育った子がホワイトハウスの執事になるなんて、人生わかったものではないですね。もちろん偶然もあるとは思いますが、セシルはものすごく努力したんだろうなって。今よりも理不尽な仕打ちを黒人の方は受けていた時代ですから大変だったと思います。でも彼のおかげで黒人の給料も平等になり、昇進もできるようになってすごい人だなって感じました。

ルイスの活動

黒人の地位向上を目指し様々なデモに参加した長男のルイス。彼のような活動家がいたからこそいろんあ変革が行われたのもまた事実です。親心として危険なことをしてほしくないって気持ちもよくわかりました。とくにルイスの場合は父親はホワイトハウスの執事ですから、一般の黒人の方よりもまだ差別をされていない方だとは個人的には思うんですね。お金もいくら給料は少ないとはいえ一般の家庭よりはあったでしょうし。彼のすごいところは活動家としてちゃんとした節度を持っていること。テロに疑問を持った彼はちゃんとそこから抜ける勇気をもっていました。彼のその行動力はきっと父親譲りでもあり、父親もまたルイスに刺激を受けたのだと思います。バスのデモのときルイスが死んでしまうのではないかとハラハラしてしましました。そして戦争で亡くなったチャーリーの葬式で空席だったルイスの席をみて、何も律儀に約束を守らなくてもって思いましたね。あの空席は悲しかったです。

現代もまだ

映画ではオバマ就任で締めくくられます。オバマさんの登場はとても衝撃的でまた新しい時代がきたなっと思いましたね。ただそれでも今の時代もまだなお人種差別の問題はでてきます。近年でもまだ日本にいてもニュースでみることありますからね。自分と違うものを受け入れることって確かに勇気のいることではあると思います。ただ人って人種関係なく自分と同じ人って1人もいないんですよね。この映画はたぶん人類が一生考えなければいけないテーマを題材にしてるのだと思います。後世にずっと残すべき作品だと私は思いました。

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