元ネタのプロモーション的な位置づけなのか!? - アルトネリコ 世界の終わりで詩い続ける少女の感想

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アルトネリコ 世界の終わりで詩い続ける少女

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映像
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ストーリー
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キャラクター
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声優
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音楽
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感想数
1
観た人
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元ネタのプロモーション的な位置づけなのか!?

4.24.2
映像
5.0
ストーリー
2.0
キャラクター
4.0
声優
5.0
音楽
5.0

目次

全体的な印象及び総評

短い時間でまとめられたOVA作品となります。全部観ても、30分要しない時間で観終えてしまうことができます。本来は、主人公の長い旅路の中での冒険を描いた話だと考えられます。

故に、どうしても中途半端な感じが否めません。

その30分という時間の中に、内容を詰め込むのか、それとも物語そのものを薄くするのか、ということを考えます。どう考えても、ゲームの内容をそのまま再現するかたちで、アニメ化した時に、30分という時間はあまりにも短すぎます。それは素人考えであっても、容易に推測できることです。

この「アルトネリコ 世界の終わりで詩い続ける少女」というOVA作品においては、後者の物語を薄くすることで詰め込み過ぎていない選択をとられているように思います。また、物語の冒頭からアニメ化するのではなく、序盤から中盤部分の1エピソードを切り取って、アニメ化されているように見受けられます。元ネタのゲームをプレイした方なら、世界観を説明する場面は不必要だと思います。また、ゲームをプレイしていない方においても、想像することで、ある程度の部分は補うことができます。ただ、ゲームをプレイしていない方にとって、登場人物たちの人柄に触れることができるので、そこの部分は大きいのではないでしょうか。

アニメの内容自体が詰め込み過ぎていないので、物語の大筋として、大きな結末を迎えることはないです。これで終わってしまうのか、という気持ちが付き纏います。変な潔さを感じてしまうOVA作品なのは間違いありません。

上記のことから、OVA化が決まり、早い段階で30分という時間枠が決められていたように思えてなりません。その中で、詰め込むのか、エピソード自体を抑えた内容にするのか、方向性が決まって、脚本が作られたのではないでしょうか。

 

OVA作品の存在意義について

OVA制作された意図・目的を考えていきたいと思います。まずは、元ネタとしてプレイステーション2でのゲームが存在して、小説やマンガ、OVA作品として展開された背景があります。

そして、OVA作品「アルトネリコ 世界の終わりで詩い続ける少女」においても、時間枠30分弱と早い段階で決定していたなら、意図・目的が分からないように思えます。一般的には、OVA作品であっても、テレビアニメ・劇場公開アニメ作品であっても、物語性を重視して、そこに制作側のメッセージ性を込める作品に仕上げるのだと思います。しかし、物語性においては、薄い印象を抱かざるを得ません。そして、物語性が薄いことで、メッセージ性も薄くなってしまっているように感じます。

30分という枠が、あまりにも短すぎるように思えてしまうのです。

 

ここで二つの視点で考えていきたいと思います。

 

ゲームをプレイした方の視点

好きだったゲームタイトルがアニメ化されれば、ファンとしては、さぞ喜ばしいことだと思います。ゲームでプレイしていたキャラクターが、アニメの中で冒険していれば、それだけで楽しめる部分はあるのかもしれません。

ゲームの中で好きだったキャラクターに違うかたちで触れることができます。そして、ゲームプレイしていた自分自身を振り返ることができるのかもしれません。さらに、元ネタとの相違点を探して楽しむことができます。

ただ、それにしても30分という時間が短過ぎてしまう気がします。

 

ゲームをプレイしていない方の視点

私はゲームをしていないので、こちら側の視点が強いです。まずは、ゲームの世界観を想像することができます。世界観が気に入ってしまえば、元ネタであるゲームをプレイしようとする気になるのかもしれません。

そして、登場人物たちの魅力に触れることができることも大きいように思います。ゲームをプレイしなければ、知ることもなかったコンテンツです。そして、触れることもなかったキャラクターだったと思います。しかし、観るだけで済む、という元ネタのゲームより簡単な行動で、世界観やキャラクターたちに触れることができるメリットは大きいように思うのです。

そして、小説やマンガ、元ネタであるゲームで遊んでみようという意欲につながっていきます。

容易に世界観やキャラクターたちに触れることができるメリットを考えれば、30分という時間枠は長過ぎることはないので、合致しているように思います。

 

以上のことから、ゲームをプレイしていない方、小説・マンガを読んでいない方に向けられたプロモーション的な役割が大きいように考えてしまいます。「アルトネリコ 世界の終わりで詩い続ける少女」という作品タイトルのプロモーションを意図・目的として制作されたのではないか、と推測することができます。

そして、小説・マンガ、ゲームという媒体に誘導したかったのではないか、と考えられます。

これは、私の推測する意見なので、本当のところとは違うのかもしれません。事実は、制作スタッフのみ知ることだと思いますが、内容を考えていくと、そのようにしか受け取ることができません。

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