シュタインズゲートレビュー
シュタインズゲートのストーリーはロマンのあるSF!!
他の作品にはない・・タイムマシンの話を実際にある話を面白くしているところが魅力的です。
この作品は舞台は秋葉原、そして物語の展開は、タイムトラベルはできるかと言う疑問と戦っていくことから始めています。
しかし、ひょんなことから偶然にもDメールと言う過去にメールを送ることができる技術を見つけてしまったことがきっかけで
物語は展開されます。
Dメールの効果ですが、メールを過去に送ることで自分の行動が変わり周りの状況も変わります。
そして、主人公である岡部は何故か世界線を移動しても記憶を覚えていられる能力リーディングシュタイナーを持っております。
世界線を番号でダイバージェンスメーター数値と言うのですがつまりパラレルワールドの様なイメージと考えてもらうとわかりやすいかと思います。
過去にメールを送って変動した世界に移動することができるのです。
しかし、このDメールは主人公がそのメールを見て違う行動をした世界線に移動しますので周りにも影響することが難題です。
移動した際に状況を把握しないといけないデメリットがあるのです。
それに比べタイムリープとは時間を遡ることができます。
しかし、こちらは未完成のため48時間前にしか移動できないデメリットがあります。
この状況だけでもとても面白いと感じます。ルールや理由がとてもよく描かれているのがこの作品の魅力だと思います。
物語の始まり、本当にタイムトラベルできるのか・・こちらは実際に提唱されている理論を使っております。
この物語の世界線は見続けていく内にわかるのですが世界線の状態は綱のように世界線は絡まり合っている世界線となっているのです。
この事実だけでもロマンを感じますね。
世界は本当にIFの世界が存在してるのか・・
さらにこの物語の世界をさらに面白くしているのがアトラクタフィールド、一度確定してしまった事象はどんな手段を用いても避けることができない。
これによって岡部は大切なまゆりの死の確定を助けることがきずに、何十回、何百回、何千回とタイムリープしてトライをしてきたのはとても印象的でした。
ここで、まゆりの死の原因となっているのがSERNという世界規模の秘密裏にタイムトラベルの研究をしている組織があるのですが実際に存在するCERNの方もこのゲームのギャグを言うほどに有名なのはちょっと印象的でした。
物語に戻りますが、岡部はその後タイムリープをするたびに他のみんなは覚えていないので同じ説明から始まる辛さを感じそして大切なまゆりを救うことがきずに目の前で死んでいく様を何度も見るのです。
これにより、岡部は傷つき心を病みはじめます。
この展開も斬新でとても好きでした。
最終的にはあまりに世界線を繰り返しすぎていつしか覚えているはずのない仲間がデジャブとして記憶に残しはじめ、岡部は紅莉栖に頼り始めます。
シュタインズゲートを見て一番の見どころを感じているのは岡部と紅莉栖の絡みを見たいという人が大半なのではないでしょうか?
私的には一見とてもこの作品はハーレム作品に見えるのですが、ちゃんと岡部は紅莉栖一筋なところが好きです。
そして、紅莉栖のおかげでまゆりの死を回避することができました。
しかし、もとの世界線に戻ってきたら今度は大好きな紅莉栖が死ぬ世界線に返ってきた事実を岡部は思い出し、
また絶望します。
ここで少し簡単にまとめると岡部がもとにいたβ世界線(紅莉栖が刺されているのを目撃)ですがここから過去に干渉したことでα世界線に移動(ここで過去に干渉したことがばれSERNに目をつけられます)これにより、まゆりは死ぬことをアトラクタフィールドによって確定され岡部は苦悩するが最終的に紅莉栖と力を合わせすべて元に戻すことでβ世界線に戻ってくるのです。
最後は無事、紅莉栖を助け出し、シュタインズゲートと言う紅莉栖とまゆりが死なない世界に到達して終わりです。
この物語は、救いがあるという解決策を出して希望を持たせては絶望に落とす作り方をしているので、感情が揺れ動かされとてもどきどきしながら見れます。
まるで世界全体が見えないルールで縛られているそんな世界に感じさせらロマンを感じさせられます。
岡部と牧瀬紅莉栖
やはり紅莉栖の魅力は何と言ってもどの世界線においても記憶がないにも関わらず岡部を信じてなんだかんだ言って協力してくれることです。
α世界線では、岡部とラブラブになったかと思いきや・・まゆりの死を逃れるには自分が死ぬしかないと言う事実を受け入れ岡部をタイムリープに送り出すところなど最高でした。
紅莉栖視点で物語が展開されるシュタインズゲートが出るほどやはり紅莉栖は人気なんだなと改めて実感させられます。
アニメ、シュタインズゲートは岡部の視点ですべてが展開されています。
それは果たして周りから見たら事実なのか、まして過去にタイムリープすることで岡部しか記憶を引き継いでいないので別世界線の記憶のせいで移動した世界線となじまないなどで会話が噛み合わないなどを見ているとますます大丈夫なのか岡部は・・と思ってしまいます。
もしや・・これは頭がいかれた妄想壁のある男なのでは?と疑ってしまう時が見ていてあるのですがその度に紅莉栖が否定をせず岡部の意見を黙って?聞き協力してくれる様をみると嬉しくなってしまいます。
たとえ、どんな状況になってもこの紅莉栖という子は自分の意見を曲げずにぶつかってくる子なんだなと感じます。
そんな様々な世界線の中、岡部と紅莉栖はいろんな経験をしてきたのですが片方の岡部は覚えていて、紅莉栖はたまに思い出すそのやりとりがたまらなく好きです。
シュタインズゲートのココが納得いかない
まず、最後の紅莉栖の助け方です。
絶望した岡部は紅莉栖を助けようとして、目の前で死ぬ様を見て全てを放棄します。
そこに、まゆりがビンタをして岡部の目を覚まさせます。
このビンタもシュタインズゲート0などをプレイした後だと到達するのにどれだけ大変かを痛感します。
ここで納得いかないところなのですが、最後の紅莉栖の助け方・・これはご都合主義だろと思ってしまったのです。
何故そう思ったのか・・それは、むやみに過去を変えることはバタフライ効果によって大きく未来をねじ曲げることを学び、全て変更してきたことを元に戻すことによって岡部はもとの世界線に戻ってきたのです。
つまり、もとの世界に戻ってきたのはむやみに過去を改変しないこと神に背くなど言語道断という自論ができていたはずなのです。
それを、何故か過去にいくことで紅莉栖を救う希望があるから救うという考えに至ったのはまゆりのビンタのおかげなのでしょうが・・・不確定要素が多すぎるのです。
まず何故シュタインズゲートつまり紅莉栖を助けることで移動できる世界線ですが、まゆりや紅莉栖が死なない世界線と言えるのか?
未来の岡部達がそういう世界線があるんだよ情報しかきていないのに、過去改変はいささかリスクがあり過ぎる。
これも様々な世界線の岡部が失敗して学んできたことによって導き出した正解と言ったらそうなのかもしれませんが・・・急過ぎて頭がついていきませんでした。
後、過去改変よくないと言う割に鈴羽は岡部、紅莉栖、ダルの未来を本人たちに喋っちゃうし・・あまりにもザルすぎるだろと思ってしまいました。そして、岡部もよく未来のことをみんなに喋ります。
信頼してるからで何とかなってる感じです。
端から見ると危機感知能力の低さが見えます。
最終的にシュタインズゲート世界線に向けての対策、紅莉栖を救ったのは刺されたけどそれは紅莉栖の血じゃなくて岡部の血でしたーでこれにより世界を騙すことに成功し紅莉栖を救いだしたと言うのが・・・えっ世界さん馬鹿なの?・・ッて思ってしまいました。
ここでアトラクタフィールドのご都合主義に違和感を感じました。
どこで事象を確定するかは気分と言うかご都合主義です。
その他だと、タイムリープ回数を重ねるごとに岡部以外の人が記憶を覚えることができたとして、ピンポイントで岡部が今いた世界線の記憶を引っ張れるものなの?
岡部のいる世界線の時の流れは岡部を全ての一として考えるのか?
それでは他世界線の岡部はなんなのか?
ぶっちゃけリーディングシュタイナーってなんであるの?
映画のネタばれになるけど、紅莉栖普通にタイムリープして記憶を引き継いでるけどリーディングシュタイナーは誰でもあるの?
未来で、他のみんなが別の世界線の記憶をうっすら覚え始めてる現象。
タイムリープ回数を重ねるごとに覚えることができたとして、ピンポイントで岡部が今いた世界線の記憶を引っ張れるものなの?
正直謎や矛盾が目立ちます。
こじつけてどうにか納得しないといけない箇所があるのでこの作品の残念なところだと思います。
それもあってか☆は満点にはできませんでした。
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