障害者スポーツマンガ!
私は中学校のとき、授業の一環で、自分の興味のあるものについて調査し、体験し、それを発表するというものがありました。そのテーマで選んだのが『障害者スポーツ』であり、当時部活動で取り組んでいたバスケットボール、障害者スポーツで言うといわゆる車椅子バスケに触れました。実際体験してみると、ものすごく難しく、座っている状態なのでシュートなんか届きやしませんでした。しかし、車椅子バスケをしている方々はいとも簡単にシュートを決めたり、スピード出して車椅子で走るし、ガンガン接触プレーもしていました。近い距離でそれを見ることができ、感激したのを覚えています。
前置きが長くなってしまいましたが、『リアル』、はじめて1巻を手に取ってから、『こんな展開になるんだ・・・』と絶句してしまった覚えがあります。私が実際に体験したことがマンガに描かれていました。
高橋くんは不慮の事故で下半身不随になってしまって、こんな気持ちになるんだと思ったら、すごく心が痛みました。それまでの高橋くんの行動から、ざまあみろって一瞬は思ってしまったけど、相当なショックが私にも伝わってきました。
そんな中、ともみ、キヨハルが個々に前を進んでいき、車椅子バスケが中心になって皆がつながっていくところが、学校の部活動とはまた違う青春といいますか、独特なスポーツマンガが出来上がっていると思います。
つい『ふふふ』と笑ってしまったり、『う~ん』と考えさせられたり、気が付けば一筋の涙を流してしまっていたり。喜怒哀楽がつまったスポーツマンガです。
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