深いアニメ
ハチミツとクローバーは恋愛要素もあるけれど、
基本学校生活の青春って感じなのが全開で
それぞれの人物が色んな壁にぶつかる様がなんとも
胸に深く残るものだった。
主人公はぐちゃんは、ものすごく絵が描けるのに、
天才天才って言われて周りからちょっと浮いてしまうんだけど、
漫画に登場する人たちには暖かく迎えられて、すごく充実した時間を過ごせた。
それでも最後には大けがして作品を創るのに大事な手を切ってしまって、
芸術家としての生命が絶たれる?という一大事になったりして、山あり谷あり。
そういったリアルな人生の壁にぶつかったときに彼女ら彼らがセリフで吐く
本音とか、迷いとかが、すごく等身大ででもピュアで、
ポエムみたいにすとんと胸に収まる。一言一言に色んな意味を詰め込んで、
ぽつりぽつりと語っていくので、それぞれの人物のストーリーを
追いかけるだけでも非常に面白い。映画化やドラマ化されて一時期はすごく
もてはやされたけれど、原作やアニメはずっと静かなトーンで進んでいくから
読んでほしいと思う。全体的に美術大学の設定からなのか、おしとやかなオシャレって
感じがするけれど、でも皆ワイワイするシーンではものすごくはしゃぎまくって、
絵がもういっぱいいっぱいなのね。でも、シリアスなシーンとかになると、すごく
静まり返ってしっとりしてる。
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