ブラックすぎるコメディ映画です
いじめの原点はこれか!というようなとてつもなくインパクトの強い映画でした。
タイトルからしてインパクトありますもんね。。
とんでもなく自己中心的な性格で夢である女優になれないのは全て周囲の人間のせいと思っている姉・澄伽と、そんな姉をネタにして漫画を描く妹・清深。
澄伽は、両親が亡くなり金銭的に苦しい兄・宍道に仕送りを要求したり、セリフも覚えずにオーディションに臨み審査員から正当な評価をされたにもかかわらず、「なんか私意地悪されてます?」と言ってうまくいかなかったことを人のせいにしたりでとにかく最悪の性格をしています。
鑑賞中、澄伽へのイライラは止まりませんでしたね。
そんな最低最悪の澄伽は自分をネタにして漫画を描いた清深にも攻撃します。
肉体的にも精神的にも清深を徹底的に攻撃するので、見ていて本当にかわいそうになってきます。
しかし、直接攻撃をしてくる澄伽に対して表面的には従順な清深ですが、実は陰では誰よりも姉澄伽を嘲り笑っています。
清深が澄伽の文通相手しているところなんかは、姉も相当きついけど妹の性格もなかなかのもんだなとスッキッリしたような関心したような複雑な気持ちになりました。
姉妹の闇の深さが凄い映画でした。
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