JSAの評価
JSAの感想
韓国と北朝鮮で友情が芽生えるのか。
どんな内容か全く知らないまま、友達に連れて行かれて観た映画です。だから、余計に衝撃でした。胸が痛くなる。韓国と北朝鮮が未だ休戦中だというのは世界中が知っいる情報だけど韓国の人にも、挑戦の人にも触れてはいけない話と暗黙の了解で日本人は思っていると思います。韓国と北朝鮮の軍事境界線(JSA)を舞台に両国の兵士が敵ながら友情を育んでいく。これだけならば、なんだか微笑ましく和解できたらと思える内容だけど。ただ、韓国の作品だから韓国の意見寄りなのかもしれませんが、38度線を超えるのはいつも韓国側からで、韓国からの歩み寄りという設定じゃないと制作できなかったのかな。だって、こんな難しい作品を上映することなど簡単にできることではないと思うから。これで最後にしようと別れを惜しみ、なかなか席を立たない4人のシーンは涙がとまりませんでした。
兵士もまた人間である
JSA(韓国と北朝鮮の軍事境界線上にある四方800メートルの共同警備区域のこと。韓国・アメリカ・北朝鮮の三カ国が警備に当たっている)の北朝鮮の兵士が射殺されたのは、韓国側の兵士の仕業だとされた。そのため北朝鮮は韓国を警戒し緊張状態が続いたため、中立国監視委員会は調査をするため、スイスから韓国系の女性将校、ソフィアを韓国に派遣し、調査をさせる。両国は被害者の身柄引き渡しを断ったりと全く調査に非協力的で調査が難航するが・・・・・・。これは私が韓国の映画やドラマにはまるきっかけになった作品です。イ・ビョンホンとソン・ガンホの演技がすばらしく、感情移入してしまいました。人間だから、同じ民族だからなおさら軍人という同じ仕事をしている相手が気になってしかたないのは当然のこと。本当は同族同士が争うのはいかがかと考えてはいけないかもしれませんが、胸の奥にしまっておいた感情を表した結果が悲劇を生んでしまったので...この感想を読む