OLとして、女性として、自分のために、社会のために、真っ直ぐ生き抜く - ショムニの感想

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ドラマレビュー数 1,147件

ショムニ

4.504.50
映像
4.00
脚本
4.50
キャスト
4.63
音楽
4.00
演出
4.13
感想数
4
観た人
8

OLとして、女性として、自分のために、社会のために、真っ直ぐ生き抜く

4.04.0
映像
4.0
脚本
4.0
キャスト
4.5
音楽
4.0
演出
4.0

目次

ショムニ”は庶務二課のことです

初めてタイトルを見た時は、どんな意味だろうと疑問がありました。タイトルと共にポスターに写ったスタイル抜群の6人のOLがモデルのようにポーズを決めていました。服装を見てOLということはすぐ分かったので、会社系の話だろうと思ったが、それにしてもスカートが短すぎることがとても気になりました。モデルのようなスタイルでないとこの会社には入れないのか?それとも社長秘書か?疑問がどんどん浮かんできました。よくみると、様々なタイプの女性がいましたが、1番目立っていたのは、明らかに真ん中にいる女性でした。腕を腰に置いて、髪がかなり長くストレートヘアのOLです。長い足に驚きました。彼女は、モデル出身の女優、江角マキコでした。彼女を中心に会社内で起こる様々な事件を一緒に解決していくというドラマでした。彼女たちのライバルは、秘書課の女性3人組みで、喧嘩のように毎回お互いが嫌味を言い合うシーンがとても面白くて好きなシーンでした。毎週見ていましたが必ず秘書課の人たちとの口喧嘩のシーンで笑ってしまいました。秘書課の中心人物は戸田菜穂でしたが、彼女の上品な見た目からでる喧嘩のシーンは、言葉使いが綺麗で上品なその口調で江角マキコと張り合うシーンが楽しかったです。張り合わなければいいのに、なぜか無理矢理張り合っているようにも見えましたが、私はこのシーンが結構好きでした。綺麗な2人が張り合うシーンはみものでしたし、何と言っても2人の息の合った口調が面白かったです。

ストーリーを盛り上げるための癖のある登場人物達は必見

ショムニには数人の女性がいます。そこに、いつも太ったネコを抱っこした課長がいます。かなり適役でした、森本レオが演じました。言葉数が少なくてゆっくりマイペースな課長のキャラクターには少し癒やされました。存在感がないくらいの課長をショムニの女性たちが引っ張っていくという職場です。課長はいつもネコの世話をしているイメージで仕事をしている印象はありません。本当にあんな課長は存在するのかと疑問に感じました。ショムニの中でもう1人気になったのがいつも占いをしている女性です。彼女は、日向リエといい、少し暗い印象で毎日カード占いをして身の回りで起きる事件を予言していました。高橋由美子が演じていましたが、彼女の華やかなイメージは一切消してまるで占いオタクのような印象でした。下を向きボソボソと喋る彼女は完璧に役になり切っていました。個人的に1番好きだったのは宝生舞が演じた丸橋梅です。かなり知的で優等生だけど少しズレている女性です。彼女のルックスも可愛くて好きでしたし、可愛さの中に負けず嫌いな部分を合わせ持ち自分の持っている知識で仲間を助けます。恋愛に奥手で、好きな人の前だと喋れなくなり顔を赤らめていた演技がとても可愛くて大好きでした。この作品で宝生舞のファンになった私は”ショムニ”を見続けたのは彼女を見たいからという理由でした。しかし、この作品の後それほどドラマなどで顔を見なくなり残念でした。2010年に女優業を引退してしまい、今は一般の方となっています。彼女の様な女優顔が、もう見れないと思うと悲しくなりましたし、辞めてしまいもったいないと思いました。もっと彼女の作品を見たかったです。

坪井千夏は、江角マキコにしか出来ないと心から思いました。

主人公のショムニのリーダー的存在を演じた江角マキコは、とにかくスタイル抜群でOLというよりもモデルさんが会社に迷い込んだのかと思うくらい綺麗でした。江角マキコの役になり切ったキツイ感じとカッコイイ口調は、この作品を象徴するかのように話題となり、世の中の働く女性の憧れとして話題になりました。女性が働く事、色々な雑用も大切な仕事の一つであることを知りました。トイレ掃除、トイレットペーパーの補充、電球の取り替えなど全て彼女たちの仕事でしたが、地味な仕事が彼女たちがすると不思議とかっこよく見えました。地味な仕事もコツコツとこなす彼女たちの仕事ぶりにどんな仕事も大切というメッセージが込められているようにも見えました。”ショムニ”のキャッチコピーがあります。それは、【男は、組織を作る。女は、時代を作る。】このように江角マキコが演じた坪井千夏は、セクハラや不正問題を絶対に許しません。協調性はないように思いますが魅力的な自身の発想が持ち味です。江角マキコが演じた千夏は意志がとても強い女性です。彼女は見事に演じたと思います。千夏の格好良さは、江角マキコだからできた役柄だろうと感じました。スタイルから顔立ちも千夏にぴったりだと思います。時代を作る女、坪井千夏を筆頭に、彼女を取り巻くショムニの女性たちは、現代社会の問題を解決するために出来た最高のチームだと思いました。本当にそんな女性がいたら、女性ももっと働き易い社会になるかもしれません。

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他のレビュアーの感想・評価

とにかくスカッと爽快!

とにかくスカッと爽快な気分!とにかく見ていて、スカッと爽快な気分になれます。ショムニの天敵、人事部から毎回理不尽な事を押しつけらながらも、やる時は徹底的にやるがモットーで、しっかりやりとげ、かつスカッと見返す勢いでやり返す展開に、日常の会社や上司に対して、モヤモヤだったり、イライラな部分わスカッと痛快にハなれます。また、一人一人キャラクターがしっかりしていて、かつコミカルで、楽しく見れます!また、ショムニメンバーだけでなく、上司の人事部メンバーや、海外事業部メンバーなど、キャラクターせっていもしっかりしていて、もうストレスでイライラな方にオススメなドラマです!とにかく一人一のキャラ設定が抜群!このドラマの原作は漫画ですが、漫画での主人公は、京野ことみ演じる塚原さわこですが、このドラマでは、塚原を手下のように使う江角マキコ演じる坪井千夏です。また、それがいい感じにの視点になり、痛快コメデ...この感想を読む

5.05.0
  • ポチ子ポチ子
  • 187view
  • 1080文字
PICKUP

こんな会社よりはまだましか・・とスカッと笑える

強いお姉さんは好きですか?ショムニは江角マキコが演じる坪井千夏率いる総務部庶務二課で起こるドタバタストーリーである。このドラマのみせどころは何といっても坪井千夏の男前さに女性も男性もぐっと胸を捕まえれるところだと思う。坪井千夏の名シーンといえばハシゴ上りあの長く美しい足を最大限に使って電球を変えるところだ。まるで水戸黄門の中の由美かおるの入浴シーンのようにありがたく美脚を拝ませてもらった。美貌を持ちながらも総務部庶務二課、通称ショムニで働いている千夏の大胆でまっすぐな社内世直しに画面ごしに拍手喝采したくなった。千夏の強さは情の厚さでもあり、社内で自分の身を危険にさらしてでも仲間を守ろうとする姿勢に思わずしびれてしまう。キャラの個性が強くて登場するだけで面白いショムニを代表するのは坪井千夏だがその脇を固める俳優陣のキャラもすごい。私が特に好きだったのはセクシーで社内の男たちをデレデレにし...この感想を読む

4.54.5
  • MN14MN14
  • 231view
  • 1038文字

女性社会バンザイ。

当時はまだ、女性の社会参加が積極的になってない時代。この先の未来を予言するように、社会参加する女性の強さにスポットを当てた作品です。脚立を持って電球を変えて歩く庶務2課は、秘書課のように華やかではないながらも、上司も取引先も関係なく、正しいことを正しいと主張し、noと言えない会社員の代弁者的存在になっています。その爽快なことといったらありません。1話完結で、毎回スッキリした気分を味わえます。また、江角マキコの決め台詞と、男性を魅了するサラサラの黒髪と美脚も見逃せません。脇を固めるメンバーも個性的な演技にも注目です。かわいい系のアイドルから一変、謎の占い師系OLを演じた高橋由美子。学園系ドラマの常連から、頭脳明晰OLを演じた宝生舞。まだ、声優としての活動が多く女優としては珍しかった戸田恵子。愛人OL役を演じた櫻井淳子はこの作品でブレイク。更には猫のお世話をしながら、ガチガチの窓際族を演じた森本レ...この感想を読む

4.54.5
  • ロデムロデム
  • 63view
  • 549文字

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