救命病棟24時 第3シリーズのあらすじ・作品解説
救命病棟24時 第3シリーズは、2005年1月11日から2005年3月22日にフジテレビ系列で放送されたドラマである。救命病棟24時はシリーズ化されており、その後もシリーズが続いている人気作品である。 主題歌は、DREAMS COME TRUEの「何度でも」である。 この救命病棟24時シリーズは、大病院の救命救急センターを舞台にし、救命救急医療の現状、医師や患者の人間模様などを丁寧に描いた作品である。第3シリーズでは東京が第二関東大震災に見舞われるという想定シュミレーション要素を取り入れており、それまでのシリーズとは感じの違ったものになっている。 主演は江口洋介と松嶋菜々子。江口演じる進藤一生は外科医で、救命医療において超一流の天才的な腕を持っている。松嶋演じる小島楓は東都中央病院高度救命救急センター救命医で、救命において一流の腕を持った医師である。 小島楓は、第1シリーズに出演していたが第2シーズンには出演しておらず、第3シーズンで正式に復活したことが話題となった。
救命病棟24時 第3シリーズの評価
救命病棟24時 第3シリーズの感想
一度は見なければならない名作。
いつ来てもおかしくない、東京近郊の震災を忠実に描いているドラマ。何度見た事か。医療ドラマにありがちなただのヒューマンドラマではなく、事実と統計に基づいた設定なのでとても臨場感がある上に、ドリカムの音楽の良さだけでも涙してしまうほど感情移入できる、しなければならない作品だと感じる。東日本大震災の後見返してみるともっと勉強になる事が多々あった。何気ない描写、例えば「地震が来る前に鳥が飛ぶ」事一つとっても勉強になり、医療だけではなく消防士の葛藤、政治家や老人の苦悩という目を逸らしたい部分も描かれている。平和ボケして、どこか人ごとだと思っていた事がとても身近に感じた点では恐ろしい作品とも言えるであろう。リアリティがありすぎて鳥肌が立つ。松嶋菜々子演じる小島の芯の強さと婚約者を亡くした時の落胆の差、綺麗ごとだけではなく家族や家が心配だから帰ってしまう人間くさい正当で誰も責める事などできない医療従...この感想を読む
震災を前提にした医療ドラマ
今回のシリーズは東京に大震災が起こったことを前提にしてストーリーが進んでいきます。楓は救命の仕事を続けていきたいために、ひろきからのプロポーズを悩んでいた。そんな中で、以前研修医時代に世話になっていた進藤と偶然に再会する。進藤は救命を辞め、国境無き医師団に所属していた。進藤に再会したことで、楓は救命を続けようと決めるのだった。東京の街はいつもと同じ。なのに鳥たちがいっせいに飛び立つ。それと共に大きな揺れを東京を襲った。医療器具や書類がめちゃくちゃになる病院。地割れしたり、建物が崩壊したり。変わり果てた東京の街。それからそれぞれの医者や人間達の戦いが始まるのだ。救命病棟の医者、小さな医院の町医者、ナースたち。彼らにも家族はいるわけで、仕事を放りだして帰る人たちも。家族と連絡が取れなくても働き続ける医者もいた。楓もひろきとなかなか連絡がとれないが、それでも運ばれてくる患者たちのために働き続...この感想を読む