SF映画の醍醐味
わかりやすいSF映画だと思う。 遥か未来、テクノロジーが発展した地球では、タイヤを使わず反重力装置的な仕組みで動く乗り物が空中を走行し、首が痛くなるほどの高層ビルが立ち並ぶ。そして、ほかの惑星や衛星へ気軽に旅行でき、異星人たちとの交流もある。そんな『未来』ときいて想像するようなシチュエーションの中で起こる、今の時代と変わらないようなアクション。SFが見たいという欲求と、派手なアクションが見たい、という欲求を同時に叶えてくれる作品だ。 キャストも、主人公にブルース・ウィリスを起用し、もうそれだけで何か大変なドンパチ騒ぎが起こって最後は丸く収まるんだろうな、と想像させる安心感。ミラ・ジョヴォヴィッチのデビュー作としての一面も外すことは出来ない。そして、クリス・タッカーのオネエDJ役がハマりすぎててこれが彼の素なのではないかと思うくらい楽しい。 わかりやすい未来としての衣装も素敵で、作中に登場するオペラ歌手の歌う曲も素敵だ。 コテコテの王道が好きな方には是非見て頂きたい。
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