SF映画の醍醐味 - フィフス・エレメントの感想

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映画レビュー数 5,784件

SF映画の醍醐味

4.54.5
映像
5.0
脚本
4.0
キャスト
4.5
音楽
5.0
演出
4.5

わかりやすいSF映画だと思う。 遥か未来、テクノロジーが発展した地球では、タイヤを使わず反重力装置的な仕組みで動く乗り物が空中を走行し、首が痛くなるほどの高層ビルが立ち並ぶ。そして、ほかの惑星や衛星へ気軽に旅行でき、異星人たちとの交流もある。そんな『未来』ときいて想像するようなシチュエーションの中で起こる、今の時代と変わらないようなアクション。SFが見たいという欲求と、派手なアクションが見たい、という欲求を同時に叶えてくれる作品だ。 キャストも、主人公にブルース・ウィリスを起用し、もうそれだけで何か大変なドンパチ騒ぎが起こって最後は丸く収まるんだろうな、と想像させる安心感。ミラ・ジョヴォヴィッチのデビュー作としての一面も外すことは出来ない。そして、クリス・タッカーのオネエDJ役がハマりすぎててこれが彼の素なのではないかと思うくらい楽しい。 わかりやすい未来としての衣装も素敵で、作中に登場するオペラ歌手の歌う曲も素敵だ。 コテコテの王道が好きな方には是非見て頂きたい。

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リュック・ベッソンの作品で一番好きな映画

ぐんぐん引き込まれる独特の世界観リュック・ベッソンの作品の中では「レオン」が一番有名どころだと思うけれど、私はこの「フィフス・エレメント」が同じくらい好きだ。その独特の世界観や特徴のある登場人物、SFエンターテイメントのツボを押さえたような展開全てにワクワクさせられる。宇宙船(この宇宙船のデザインがまた奇抜で素晴らしい。内臓のようにも蛹のようにも見えるそれはストーリーに対する期待をかきたてられる)に乗ってやってきたモンドシャワン人のその奇妙な姿(一目見たときに、あれじゃ走ったりはできないなと思ったのだけど、それは壁にはさまれて鍵を残すための伏線なのかと思った)や、そこから300年後になったときの世界の風景や、すべてにSFらしいエンターテイメントがたっぷりと詰まっていて、どんどん映画の中に入っていってしまう。コーベンの部屋もいい。あの無駄(あえてそういってしまおう)に未来感を感じる作りは...この感想を読む

4.04.0
  • miyayokomiyayoko
  • 129view
  • 3293文字
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