有名アニメのパロディアニメ - 涼宮ハルヒちゃんの憂鬱の感想

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アニメレビュー数 2,474件

涼宮ハルヒちゃんの憂鬱

4.004.00
映像
3.75
ストーリー
3.75
キャラクター
4.50
声優
4.25
音楽
4.00
感想数
2
観た人
3

有名アニメのパロディアニメ

3.53.5
映像
3.0
ストーリー
3.5
キャラクター
4.0
声優
3.5
音楽
4.0

目次

涼宮ハルヒの憂鬱?

角川作品である涼宮ハルヒの憂鬱よりパロディ化された作品になりますがストーリーやキャラクター設定などが似た別作品といっても過言ではないでしょう。基本的な設定はほとんど同じなのですがキャラクター性が涼宮ハルヒの憂鬱と涼宮ハルヒちゃんの憂鬱では異なることが多いので原作ファンの方の視聴はキャラ崩壊の危険性があるのでお勧めが出来ませんが割り切って視聴するには面白い作品であると思います。

シナリオはショートストーリー集となっており、勢い任せなところがありますがそこがまた魅力といえるので気軽に視聴するアニメとしての完成度は高いと思います。

また、本作オリジナルの設定も多数追加されており、個人的には本編である涼宮ハルヒの憂鬱では出番の少なかった鶴屋さんエピソードと長門と朝倉のやりとりがとても新鮮で面白かったです。本作から鶴屋さんやメイドの森さんといったキャラクターの人気が出たといっても良いと思います。

同パッケージに収録されている『にょろーん☆ちゅるやさん』には独特の表現がされており序盤では3DCGの起用といった試みもありましたが結局のところ中盤からは通常の手描き作品になりました。

こちらはかなりクセがある作品になるので好き嫌いがはっきり分かれると思いますが私としては結構クセになる作品で好感が持てました。

他作品にもパロディとして使われることも多々あり、有名なハルヒの自己紹介シーンは至る所で使われているため、もはやパロディネタの定番となるほどでギャグ作品での登場はほぼ定番となってしまってアニメファンでは知らない人はいないほど有名となりました。

シナリオは全編を通して勢い任せなところがありますがそこが最大の魅力であると思います。そういった面から本作は小説よりもアニメのほうが魅力が伝わりやすく、楽しむことが出来ます。

何よりも設定やストーリーといったことを深く考えず単純なアニメーションとして気軽に楽しむ作品としてはかなり好感が持てました。

京都アニメーション作品

京都アニメーション作品といえばキャラクターデザインがまるっこく柔らかそうで特徴的であり、京都アニメーション作品ファンの方はキャラクターを一目見ればすぐに分かり、人気もあります。

ジャンルも恋愛アドベンチャー原作から学園コメディ、日常系ギャグ作品やロボット物まで手広い製作を手掛けています。

業界でも高品質のアニメーション製作で人気があり、最近ではオリジナルアニメーションの製作を手掛けていたり他の人気ではオリジナルのキャラクターやストーリーで原作とは異なる世界観を描くこともあり、そのほとんどが好評であるのでアニメ単体として楽しめる製作をしているのでアニメ業界ではトップクラスとなり、アニメ製作に携わりたい人も集まるので今後ともより良い作品に期待が出来ます。

原作の各種メディアミックスについて

原作涼宮ハルヒの憂鬱は小説を始めとしたアニメーション、ゲーム、漫画や映画といった幅広いメディアミックス展開がされており、業界では知名度も高く、アニメの世界へ入るきっかけとして最初に手を伸ばした方も多いのではないでしょうか?

いまだに根強い人気を誇っている作品で初版は2003年となり、最近でも映画が製作されるなど、まだまだ今後の展開にも気になっている方も多いと思います。

ゲーム作品も多く製作されておりますがこちらは原作の性質から展開が難しく、成功とは言えない完成度となってしまったのではないでしょうか。

キャラクターソングといった面では映像作品も製作されており、起用されている声優さんのこともあり、業界内ではかなり好評だったそうです。

原作小説では海外への出版もされており、好評になるほどなので世間的にもかなり好評な作品であります。

ほぼオリジナルストーリー

本作の魅力は鶴屋さんと朝倉さん、メイドの森さんであると思います。

特に鶴屋さんに至ってはネタが満載で町一番の財閥で鶴屋流古武術なる武術や小泉が所属している「機関」のスポンサーであるなど設定盛りだくさんで突っ込みどころ満載でとても面白いです。特に花見のシナリオやデパートでの森さんとのバトルシーンはそれらの設定をコミカルに説明したシーンでもあるため、とても好感が持てました。

朝倉さんに至っては完全にネタキャラになってしまっているのが別の魅力があり、オリジナルキャラクターの風船のキミドリさんとのやりとりや長門との漫才がいい味出していて良いと思いました。

また、全編を通してシナリオが独立しているのもまた良い面であると思います。ストーリーが一貫していると一気に観たくなる作品となりますが本作の様なショートストーリー集だと1話ずつ楽しむことが出来るので観やすさ重視なのも良い点であるといえますが感覚頼りの中身のないストーリーになりがちなのがあまり良くない点ですがただ、アニメを流し見したい時には本作を、しっかりとストーリーを楽しみたいときは他の作品をと割り切っての視聴をすればより楽しく視聴することが出来ると思います。

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4.54.5
  • いえぽぬZいえぽぬZ
  • 105view
  • 2695文字
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