豪華キャストの見事な演技に毎週号泣 - 龍馬伝の感想

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龍馬伝

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豪華キャストの見事な演技に毎週号泣

5.05.0
映像
5.0
脚本
5.0
キャスト
5.0
音楽
5.0
演出
5.0

坂本龍馬が元々好きで、大河ドラマでやると決まった時必ず観ようとすごく心待ちにしていました。しかし、主演が福山雅治さんと聞いて坂本龍馬のイメージが無かったので少し不安もありました。そして、いざ本編を観てみると本当に坂本龍馬を見事に演じていて驚きました。また、それと同時に今までイメージしていた龍馬と少し違う龍馬も見れました。

2000年放送の『新撰組』では坂本龍馬役をあんちゃんこと江口洋介さんが演じていました。役にしっかりハマっていて、「ふらっと現れて誰からも好かれるイカす兄ちゃん」のような龍馬を演じていました。私の中のイメージではこちらが強かったのですが、福山雅治さんが演じた龍馬は「世間知らずの誰からも好かれる優しいお坊ちゃん」でした。確かに龍馬は土佐では下士といえども役割をちゃんと与えられた武士の身分です。そこそこ良い生活はしていました。空に困ることは無かったでしょう。前者には彼の育ったこの環境があまり伝わってきません。後者はこの彼の育った環境込みで坂本龍馬という一人の人間が出来ていることがわかりました。そして、食うに困らないはずだった少年が、異国に興味を持ち、日本の将来を考え行動に出る。この物語の一連の流れに凄く説得力を与える素晴らしい演技でした。

また、福山龍馬の「お坊ちゃま感」を引き立たせる役に当たるのが香川照之さん演じる岩崎弥太郎です。弥太郎は今日食べるものを確保するのにも苦労がいる家庭で育ち、根性も曲がっていました。その彼の描写が余計龍馬の世間知らずな感じを引き出すことが出来ていてとても良かったです。龍馬に弥太郎が、貧しいことがどれだけ苦しくその環境から脱却することをどれだけ望んでいるかを語る場面がありましたが、そのは本当に見所です。泣かされます。

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