世界に入りきってしまう!!
この漫画に出合ったのは小学生のときでした。
最初は同棲という言葉も知らないころでしたが読んでいくにあたり意味を知り、私もいつかは同棲がしてみたいとちょっと偏った夢を抱くようになった作品です。
主人公の菜緒ちゃんがとてつもなく普通の女の子で、とても世界に入っていきやすく、いつしか菜緒ちゃんの年になり重ねるようになり恋愛というものに憧れを持つようになりました。登場人物もみんな普通の女の子・男の子に近く、周りの状況とも重ねやすかったです。
そして上原君への恋心・上原君自身の菜緒への気持ちを第三者的立場で見ることも出来て、わたしにとって青春時代のバイブルというべき作品であったというのは過言ではありません。
お父さんにばれて、同棲から別々の家に住むことになったとき、菜緒の上原君と離れたくない気持ちと、上原君の葛藤は胸が痛むと同時に涙があふれてしまったくらいです。その後引っ越し先が大家のばあちゃんたちの目論見でお隣同士になったときは本当に安堵しました。いつの間にか上原君と菜緒ちゃんが自分の友達であったのかというくらいまで大切な存在でした。
そして何よりこの漫画で楽しみにしていたのが書き下ろしの漫画で高須賀由枝先生がいったい何を買い物したのかを見ることです。巻末にある漫画でお買い物する高須賀先生の様子が書かれていることが多くあり、それを見るたびに楽しい気分になれました。
- あなたも感想を書いてみませんか?
- レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。 - 会員登録して感想を書く(無料)