小説を読んでから観ていただきたい映画 - ノルウェイの森の感想

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ノルウェイの森

1.501.50
映像
3.00
脚本
2.50
キャスト
2.75
音楽
2.50
演出
1.75
感想数
2
観た人
3

小説を読んでから観ていただきたい映画

2.02.0
映像
3.0
脚本
4.0
キャスト
2.0
音楽
4.0
演出
2.5

あの村上春樹のベストセラー小説「ノルウェイの森」が映画化されたと聞いた時は胸が躍った。

だってあのストーリーを映画化するなんて。

セリフが棒読みのオンパレード。

世界観を崩したくないから小説のままにセリフをつけたとのこと。

でも、今風の言葉に考えながら映画に浸るとなんともおかしいから、これで正解なのだ。

キャストが、松山ケンイチ、高良健吾、菊池凛子、水原希子とちょっと癖のある3人で、なんとも言えない雰囲気が画面から伝わってきた。

昭和の懐かしい感じの雰囲気に、レトロな衣装。水原希子さんのレトロファッションがまたあの彼女の華奢な身体に、何とも似合っていて可愛かった。

そして上手だな~と思ったのは、あのレトロファッションと、自然と、ビートルズの曲との組み合わせ。

日本の昭和ファッションと、イギリスの音楽ですよ?

それだけで十分楽しめちゃう。

ただ、音楽が流れているはずなのに、なぜか音がしないような、静かな雰囲気。マッチしてるってことかな・・。

若者たちが、悲しいくらい空虚に生きている姿と、狂気とを私は感じました。

またその「狂気」の部分を演じる菊池凛子が本当、天才。

病んでるようにしか見えない!てか怖い!!

とみもかくにもこの作品は、映画だけ、小説だけで終わらせないで是非とも両方知ってほしい。そんな映画です。



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最初に言う。原作は不朽の名作だが、この映画は全くの駄作だいくつも言いたいことはあるが、映画評として公正さを保つため、原作とここが違うからダメ、という批判をするつもりはない。当然原作付き映画としてその解釈の違いは検討するが、一つの作品として成り立っているか、映画全体とそれぞれのシーンに意味があるか、のみを論じたい。 レイコは出すべきだったのか?133分の尺の中で、何を残し何を削り何を加えるのか、という選択は原作を持つ映画なら必ず考えるところだろう。アイデアだけを流用して全く違う作品に仕上げるのならともかく、本作のように基本的流れが同じであれば特に重要な事だ。中心となるワタナベ、直子、緑は絶対に外せない。次に重要性が高いのはレイコ、次いで永沢、ハツミ、だろうか。本作では永沢とハツミは思い切りよく削っておりそれは功を奏している。ハツミは美しく品があり、しかもワタナベをのことを思いやる姉のよう...この感想を読む

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